社長の大学★長谷川博之
2020年9月4日3 分
最近はなにかとオンラインの話題が多くなってきました。
これも時代の流れです。
新型コロナウイルス以前に、戻れるなら戻りたい人の方が多いのかもしれませんが、私はまったく思っていません。
今から30年も前の話ですが「いずれ世界の一人ひとりが、テレビ局のように情報発信をするような世の中になる」と言っていたのが私です。
ですから、Youtubeが登場した時は驚きました。
個人でもテレビ局のように情報発信できると確信しました。
そして、今回のズームなどのビデオ通話システムの普及です。
2019年末のズーム利用者数は、世界で1千万人でしたが、2020年4月には2億人になりました。
いかに、オンライン化が進んだのかが明確です。
そして、これからも増え続けるのです。
ただし、個人でもテレビ局のように情報発信できるといっても、面食らっている人の方が多いでしょう。
「顔出しは嫌だ」「いちいちズームを使うのは面倒だ」「直接会えばいいでしょう」「電話でいい」など、抵抗勢力はいます。
携帯電話の時も、ネットショップの時も、新しいことには抵抗勢力はつきものです。
そうやって、歴史は変わってきたのです。
さて、今日はオンラインコミュニケ―ションのおける感覚につていお伝えします。
ズームを使った人はおわかりだと思いますが、リアルコミュニケーションとは明らかに異なります。
リアルコニュニケーションとオンラインコミュニケーションの大きな違いは、同じ空間を共有していないということです。
空間とは場所です。
リアルコミュニケーションであれば、「温度感」「湿気感」「匂い」「触感」などを共有することが可能です。
ですから、「今日は蒸し暑いですね」「春の匂いがしますね」などのあいさつが成立します。ところがオンラインでは、これらの感覚を共有することができません。
しかも、パソコン、タブレット、スマホの画面で相手の顔を見ているだです。
ですから、細かい表情や皮膚感覚をキャッチするのが難しいのです。
オンラインに慣れていない人が感じるストレスとはこれなのです。
これらは、すべて「非言語情報」と呼ばれるもので、右脳の感情的な情報です。
つまり、リアルであれば感じる取ることができる感覚を感じ取ることができません。
ここに、オンラインのポイントがあります。
脳は、ある一部の機能を失うとほかの機能が異常に発達します。
たとえば、視覚を失った人は、異常に聴覚や触覚が発達します。
これをと同じようなことが、オンラインにも起こるのではないかと考えられます。
オンラインでは、右脳的な感情的な情報が極端に少なくなります。
そうするとムクムクと起き上がってくるのが左脳です。
左脳は論理的にものを考えます。
論理的とは、相手の話しの内容や話しの質です。
そうなると、リアル営業では感情を揺さぶる言葉や煽りの言葉で乗せられて、つい契約してしまったということが起こりますが、オンラインでは起こりにくくなります。
なぜならば、感覚的な情報をキャッチしにくい状況だからです。
そして、オンラインでも右脳に情報を伝えようと思ったら、ショップチャンネルやジャパネットたかたのような、テレビショッピングの販売ノウハウをマスターする必要がありますが、残念ながらズームではテレビにように画質も音質もよくありません…。
これが大きな問題です。
リアルとオンラインでは、完全にコミュニケ―ションルールが変わりました。
これを認識していないと、オンラインで失敗する可能性は大です。
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