社長の大学★長谷川博之

2021年4月17日3 分

仕事をブラッシュアップする6つの方法とは?

仕事を行う上で、仕事の質を上げたり、精度を上げるためのプロセスがあります。
 
代表的なものに「PDCA」があります。日本ではあまりにPDCAが有名なので、それしか知らない人が多いと思います。
 

 

そこで今日は、仕事をブラッシュアップさせるプロセスをわかりやすく解説します。


 

 
まず紹介するのは、「PDCA」です。

これは、「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」の頭文字をとったものです。
 
この4つのプロセスを繰り返すことによって螺旋階段状に仕事のブラッシュアップをすることが可能です。
 

 

 
元々PDCAは、生産技術における品質管理のプロセス、つまり製造業で使うものなのですが、日本では様々な業態や業種で使われています。
 

2番目は、「CDPA」です。PDCAのスタートをPからCに変えたものでで、CAPDの順番で仕事を回したほうが効率的という考え方から生まれました。

大きな特徴は、現状を検証する「C(評価)」から始めることです。
 
つまり、現状の問題点や課題を探すことがスタートします。


 

 
3番目は、「PDR」です。
 
PDRとは、「Prep(準備)」「Do(行動)「Review(見直しと学習)」の頭文字をとったものです。
 
Prepは「準備」という意味で、「行動の目的」と「そのためにはすべき事」を考えて準備をします。
 
そして実行し、最後に見直しと学習を行います。
 

 

 
4番目は「OODA」です。OODAとは「Observe(観察)」「Orient(仮説)「DDecide(意思決定)」「Act(実行)」の頭文字をとったものです。
 
OODAは、現況を観察して情報を集めることからスタートします。
 
業務改善や効率化よりも新事業の立ち上げるなどに向いています。
 
ですから、まずOODAを行い、業務がまわってきたらPDCAやCAPDに切り替えるのもひとつの方法です。
 

 

5番目は、「STDL」です。
 
STDLとは、「Sea(観察)」「Think(考える)」「Do(実行)」「Learn(学ぶ)」の頭文字をとったものです。
 
現状の観察と分析から始め、検討を行い、実行した後は成果を学びます。
 
思考型のブラッシュアッププロセスなので、チームよりも一人で仕事をする人に向いています。


 

 
そして最後は、「FFA」です。

これは、コーチングのプロとして活躍する久野和禎さん(ひさの・かずよし)が提案している考え方です。「フィードフォワード」と「アクション」の2つのプロセスを回します。

フィードフォワードとは、「フィードバック」をもとに作られた言葉です。

フィードバックとは、上司や同僚などが本人の過去の仕事に対して評価を行うことを言います。

一方、フィードフォワードは、本人に仕事の反省はさせるものの、未来に目を向けるように言葉がけを行います。

具体的には、「この仕事、どうだった?」と質問することで気づきを促し、「これからどうする?」と質問することで、改善点を次に活かすためのヒントに自ら気づかせます。
 
「次はどうしたらいい?」という言葉を投げかけることで、本人は過去の失敗にこだわることなく、未来に目を向けられます。
 
これがフィードフォワードの大きな特徴です。

そして、フィードフォワードが済んだら、次は「アクション」です。
 
フィードフォワードで得た気づきや改善点を実行します。
 
そして、またフィードフォワードを行います。
 
大変にシンプルな2つのサイクルで、仕事をブラッシュアップしていきます。
 

 

いずれにせよ、どの方法を使おうとサイクルを回すことが重要です。
 
1~2回のサイクルを回しただけでは変化を感じ取ることは難しいかもしれませんが、地道な継続が実を結びます。
 

 

 
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