社長の大学★長谷川博之
2020年5月15日3 分
まだ会社員だった25年前以上前に、同じ部署の先輩にポップ書きの達人がいました。
当時はまだ、ポップは手書きで書いていたので,職人芸といっても過言ではありません。
1990年代の後半になると手書きのポップは徐々に消えていき、パソコンからの出力に移行しました。
その先輩から、楽器について相談をされたことがありました。
なんでも、娘がキーボードをやりたいと言っているそうで、いきなり買ってやるのもどうなんだろうという相談でした。
当時は、キーボードも安くはありませんでした。
安いものでも10万円近くしたのではないでしょうか…。
海のものとも山のものともわからない子どもの興味に対して、10万円はかなり勇気のいる投資です。
ちょうどその頃、私の娘が昔使っていたキーボードが家に眠っていました。
そのキーボードを貸すことにしました。
まずは、実際に楽器に触ってみてから買う買わないを決めた方がいいと言うことになりました。
残念ながら、その後どうなったのかはわかりません…。
このように楽器は意外に高額なのです。
ギターはまだ安い方で、今から40数年前に楽器店でフォークギターを買いました。
一番安いギターで15,000円でした。
お年玉をかき集めて、なんとか買った記憶があります。
ですが、ギターなどまだ安い方で、キーボードやピアノ、ドラムまどはヒトケタ価格が違います。
また、クラシック音楽で使われるような、フルート、サックス、バイオリンなどは、もっともっと高額になります。
クラッシック音楽を演奏するとなると、それなりにお金もかかります。
家庭では練習できない楽器もありますので、その場合はスタジオを借りることになります。また、クラシック音楽は一般的に先生に習いにいきます。これとて、レッスン料は相当かかります。
いずれにせよ音楽演奏をやるには、楽器によりけりですがお金がかかります。
ですから、親にしてみると子どもが楽器をやりたいと言っても、途中で挫折してしまったらお金をドブに捨てたようなものです。
楽器購入に関しては慎重になってしかりです。
このような心配を抱いている人に、ぴったりのサービスが登場しました。
それは「休眠楽器のシェアリングサービス」てす。
これは楽器を持っているが使っていないと人と、楽器をやってみたいという人を繋ぐマ
ッチングサービスです。
サービス名は「atsumari(アツマリ)」です。
たとえば、ウクレレは本場ハワイの職人が作ったウクレレを一週間2500円から借りることができます。
ギター、バイオリン、フルート、アコーディオンなども人気が高く、職人が手がけた新品のバイオリンは、一週間3250円、フルートは一週間31250円で借りることもできます。
また、楽器を貸したいユーザーが出品時に「中途買取可」を選択すると、楽器を売ることもできます。
ここにもひと工夫があるのですが、同社が審査をして価格が妥当かどうかを判断した後、出品される流れとなります。
法外に高額ということはありませんので、安心です。
そういえば、メルカリでも使いかけの化粧品が出品されることがあるようです。
これを購入する人は、購入する前に使い心地を試したい、口紅の色を実際に使って確認したいなど、リスク回避のために購入するようです。
消費者の買い物は、年々賢くなっています。
このような購入プロセスが本格化してくると、「購入前のお試し」「モニター」などが当たり前になるかもしれません。
特に高額商品は…。
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