社長の大学★長谷川博之

2020年11月20日3 分

強い会社を創る究極の質問とは?

もう10年以上前からコンサルティングの際、クライアントにお聞きする質問があります。

この質問をすると、大抵の経営者は考え込んでしまいます。
 
ですが、この質問を徹底的に考えることにより、強い会社を創ることができます。

そこで今日は、強い会社を創る究極の質問をわかりやすく解説します。


 

 
まずは、みなさんに質問です。


 

 
強い会社とは、どのような会社でしょうか?
 
ネットで検索してみると…、ダイヤモンドオンラインでインターネット・ビジネス・フロンティア代表取締役の宇都雅史さんが、このような定義をしています。
 

 

「強い会社と、は、顧客と同じ視点を持ち、顧客が喜ぶ商品やサービスを淡々と提供し、当たり前のことを当たり前に実践する。時には新しい市場を創造し、また時には顧客にとっての新しい価値を創造する。その結果、顧客をはじめ取引先やマスコミから応援され、気がつけば自然に成長している…。このような企業こそ、本当に強い企業です。」と言っています。
 

 

私が考える強い企業とは、不況になっても、大恐慌が来ようと、社会環境に左右されないような企業を思い浮かべました。
 
実際、そのような会社は稀だと思いますが、簡単に環境に左右されていたのでは、たまったものではありません。


 

 
では、強い会社を創るには、どのような考え方をすればいいのでしょうか?


 

最近、地方百貨店の閉店が増えています。
 
先日も徳島のそごうが閉店しました。
 
新潟市でも3月に三越が閉店しました。
 
ニュースでの街頭インタビューを見ると、「非常に残念だ…」「百貨店が街からなくなるのは寂しい…」「子どもの頃からお世話になったのに…」と、閉店を惜しむ人が大多数です。
 

 

ですが、百貨店が閉店に追い込まれた背景を探っていくと、百貨店がなくなっても困る人が少いから、閉店に追い込まれたのです。
 
厳しようですが、街頭インタビューで閉店を惜しむコメントをした人たちの中には、滅多に利用しない人も多かったはずです。


 

 
1年程前のことになりますが、ある経営者に「テレビがなくなったら困りますか?」と、質問をしました。

そうしたところ、「テレビがなくなっても困らない!」と即答しました。「では、スマホがなくなったら困りますか?」と質問したら、間髪入れずに困ると答えました。
 
もしかしたらテレビも百貨店と同じ運命を辿るのかもしれません…。
 
そんな気がします。


 

 
これも時代の流れといえばそれまでですが、業務変更、業態変更できなかった=変化に適応できなかったのが大きな要因です。


 

 
さて、強い会社を作る究極の質問とは…

===================================

もしあなたの会社がなくなったら困る人はいますか?

===================================

です。
 

 

 
大多数の人は、考えたこともないでしょう。

ですが、経営者ならば自問自答してください。

この質問に自信を持って、「困る人はいます!◯◯と◯◯と◯◯と◯◯です」と答えられれば合格です。


 

 
定期的に、自問自答してチェックをすることは、経営者にしかできません。
 
甘い採点ではなく、辛い採点をしてください。
 
そして、経営を改善し続けることが重要なのです。


 

 
ものすごく繁盛しているスーパーがあったとします。

ですが、顧客にとって、かけがえのない存在でしょうか?
 
もしかしたら、近所にこのスーパーしかないからしょうがなく利用しているという顧客が大多数かもしれません。
 
このスーパーは、ラッキーなだけです。

経営者がやることは、繁盛に甘んじることなく、顧客満足度を高めることです。
 

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