社長の大学★長谷川博之

2021年7月22日3 分

正確に伝える2つのコツ!

「ちゃんと伝えたんだけどなぁ…」。

よくある話です。
 
相手に直接、仕事の指示を口頭でしたにも関わらず、
 
「忘れていた…」「間違った仕事のやり方をしていた…」なんていう話はよくあります。

本人は正確に伝えたつもりでも、相手にはほとんど伝わっていないのです。
 

そこで今日は、どうしたら正確に伝えられるのかをわかりやすく解説します。

誰しもが、伝えることの難しさを痛感したことがあるでしょう。
 
自分は伝えたつもりでも、相手には3分の1も伝わっていません。
 
そう思ってコミュニケーションを行った方が賢明です。

なぜ伝わらないのかその理由は、人間は忘れる動物だからです。
 
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの発表した
 
「エビングハウスの忘却曲線」によれば、

人が何かを学んだ時…

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●20分後には42%   ●1時間後には56%

●9時間後には64%  ●1日後には67%

●2日後には72%   ●6日後には75%

●31日後には79%

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忘れることがわかっています。

そして、どんなにプレゼンや伝えることが上手い人であっても、
 
伝えたいことの80%も伝わらないと言われています。

このように普通に伝えていたら、相手に伝えたいことは伝わらないということです。
 
これを回避するには、ポイントは2つあります。

ひとつは、伝えたいメッセージを極力シンプルにすること、
 
もうひとつは伝えたいメッセージは繰り返し伝えることです。
 
つまり、シンプルなわかりやすいメッセージを繰り返すということです。

間違っても、あれも伝えたい、これも伝えたいというスタンスでは、
 
情報は伝わらないということです。

ですが、世の中を見渡すとよくばりなメッセージが多いということです。
 
マーケティングの世界では、ワンターゲット&ワンメッセージが重要だと言われています。

ある書籍によれば、人間の脳は情報を処理する時、カロリーを消費します。
 
ですが、意味のないような情報でカロリーを消費するのを避けようと思います。

カロリーの消費=生存が危うくなるからです。

ですから、多くの情報を処理する必要がある時は、無駄な情報を無視するようになる
 
というのです。

つまり、消費カロリーを抑えるために、情報を取捨選択します。
 
だらか、あれもこれもと情報を詰め込むと、すべての情報が伝わらなくなるのです。

それに加えて前述したように、人間は忘れるということと、
 
伝える人のスキルにもよりけりだということです。

このような理由から、極力シンプルなメッセージを繰り返し伝えることが重要なのです。
 
その結果、相手の脳に記憶されるのです。
 
これは、仕事の指示やプ商談のレゼンだけでなく、広告宣伝などにも該当します。

広告を1回出稿しただけで、反響が取れるなら苦労はしません。
 

もちろん、1回の広告で反響が取れるものもありますが、数回の広告で反響が
 
取れるようになるものもあります。
 
1回見ただけでは記憶されませんが、2回、3回、4回、5回と見ることで
 
記憶されることが大半です。
 
ところが、大半の広告は、そこまで見られないうちに反響がないと諦めてしまうのが
 
現実です。

ミッションやビジョンなども同じです。

ミッションが社員に浸透しないと嘆く経営者がいますが、
 
来る日も来る日も社員に伝えて、ようやく憶えてもらえる程度です。
 
伝えるということは、私たちの人生に於いて大きな意味を持っています。

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