何年も前のことになりますが、ある製造業を訪問した際、工場(建物)の修理は社内で行っていると言われ、驚いたことがあります。器用な社員が多くいるんだなぁ…と思いました。そこで今日は、自力でやることのリスクをわかりやすく解説します。
社内で対応できることと、できないことがあります。
たとえば、社屋の修理でも、簡単なものはできても、大掛かりな工事は素人では無理です。やはり、専門の工事会社に依頼する必要があります。しかし、DIYで住宅を建てる人もいますから、世の中、凄い人がいるものです。
私は最初から自力でDIYをやることは放棄していますので、ちょっとした修理・修繕もプロにお任せします。下手なことをして、かえって悪化することもあるからです(そもそもやり方がわかりません…)。また、その時間がもったいないということもあります。
自動車が好きな人ならば、自分でチューンアップしたり、調整・点検を行います。
私の友達には車好きが何人かいますが、自分の車は自分で調整するのが、車好きの基本のようです。到底、私にはできそうもありません。好きなギターでさえも、さすがに修理はできません。クィーンのギタリスト「ブライアン・メイ」は、デビュー当時からお父さんが作成したオリジナルギターを使っていました。ギターを作るなんて想像を絶しています。
先日の夜遅く、Twitterに投稿しました。 その投稿の内容は…
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コンサル提案をして「自力でやってみます」という企業があります。 見よう見まねでは、成功するまでに時間がかかります。 結果、途中でやめることに。 それだったら、最初から専門家に支援してもらったほうが賢明。 工務店で「こんな家はいかがですか?」と言われて、 「自力で建ててみます」って人はまずいない。
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この投稿に、即レスポンスしてくれたのが、某有名コンサルタントです。 すぐにコメントをいただきました。
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まさに「車輪の再発明」ですよね。
最もやってはいけないことだと思っています。
現代において。
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参考までに「車輪の再発明」とは、「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を再び一から作ること」です。もっとわかりやすく言うと、「誰かがすでに生み出した何かを自分で生み出そうとして時間を無駄にすること」です。富士山の五合目から登ることができるのに、わざわざ一番下から登るようなものです。
私の経験から、多少高額であってもプロに任せた方が断然お得です。
20年以上解決できなかったことも、半年で解決できる場合もあります。ビジネスで成功しようと思ったら、専門家の力を活用すべきです。
特に弊社のようなコンサルタント会社は、ヒアリングを行なった後に提案書を作成します。そして、プレゼンをします。その段階でどのようなプロセスで課題を解決していくのか概略がわかりますので、社内でもできそうな気になってくるのでしょう。しかし、具体的なオペレーションややり方についてはわからないので、勘でやることになります。結果、成果も出せずに時間だけ浪費して終わることが99%です。
弊社も時々、同業者のコンサルタントに依頼します。
理由は、自社内だけで考えているとマンネリ化することと、新しい視点に気づかなくなるからです。慣れとは怖いものです。そこで第三者に依頼することで、何か新しい視点を発見してくれるかもしれないからです。
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