top of page

【衝撃】営業マネージャーの93%がやっている“成果が出ない1on1”の正体


ree

『部下に寄り添いたい。でも時間がない』 『1on1はしているけど、会話が深まらない』 『AIツールも導入したのに、成果が出ない』



──これは、私が支援してきた営業チームで必ずと言っていいほど耳にする、 営業マネージャーの悩みです。



そして、問題の核心はひとつ。 “フィードバックが機能していない”ということ。

しかも怖いのは、ほとんどのマネージャーが “自覚すらない”という現実です。



「Objective Management Groupの調査によると、 部下に対して継続的かつ効果的な営業コーチングができているリーダーは ──たったの7%。



裏を返せば、93%の営業リーダーは “伝えているつもり”“支援しているつもり”になっている。



この数字、衝撃的じゃないですか?



では、なぜ多くのマネージャーが失敗するのか。

その原因はスキル不足ではありません。 “関係性の未構築”と“対話設計の不在”。



例えば、ある大手SaaS企業の営業マネージャーA氏。 彼は週1回の1on1を欠かさずやっていました。

でも、部下からの評価はこうです。 『詰められる時間』『本音を言えない場』

実際のやり取りを再現します。

A氏:「数字が足りないな。なんで?」 部下:「アポ率が低くて…」 A氏:「その言い訳は前回も聞いた」 部下:「……」



どうでしょう?これでは改善どころか、部下は心を閉ざすだけです。 “問い”が追及型で、“聴く姿勢”が欠如している。 心理的安全性がない1on1は、むしろ逆効果なんです。



営業の大学、株式会社リンケージM.Iコンサルティングの長谷川博之です。 営業コンサルティングを9000回以上、クライアントへの売上貢献額は100億円以上です。 また、日本初のAI営業コンサルタントとしても活躍しています。



では、どうすればいいのか?

まず、“フィードバック”の定義を変えましょう。



フィードバックとは、部下の成長に責任を持つための“共同設計”です。 単なる指摘や助言ではありません。

『気づき』と『行動』を促すための“設計された対話”。 これこそが、成果につながるフィードバックなんです。



この観点で最も有効なのが、世界的に使われている GROWモデル です。

具体的にどう使うか、実例を交えて紹介します。



■ Goal(目標)■ Goal(目標)

『今期、あなたが目指す営業スタイルは?』

→ 本人の価値観や理想像からスタート。


■ Reality(現状)

『今の商談の進め方、自分でどう評価してる?』

→ 自己評価を促し、課題を共に発見する。


■ Options(選択肢)

『他にどんなアプローチがあると思う?』

→ 答えを与えるのではなく、思考の幅を開かせる。


■ Will(意志)

『じゃあ、来週までに何を試す?』

→ 自ら決めた行動にコミットさせ、オーナーシップを強化。



このGROWを習慣化した企業では──

  • 1on1参加率が70% → 98%に上昇

  • 主体的な提案件数が3ヶ月で1.5倍に

  • そして“マネージャーの問いの質”が社内表彰の対象にまでなった

という実績が出ています。



さらに、短時間でも活用できるのが SBIモデル

Situation(状況)、Behavior(行動)、Impact(影響)の3ステップです。



例えば──

『この前の○○社との商談(S)で、相手の意図を丁寧に聞き直していたね(B)。

そのおかげで相手が安心して提案を受け入れていたよ(I)』



どうですか?具体的で、再現性のあるフィードバックになりますよね。

“事実ベース”で伝えることで、部下は自分の行動を強化しやすくなるんです。」



最後に、あなたのフィードバックを自己診断できる 5つのチェックリストをお伝えします。



□部下に『今、どうなりたい?』と問いかけているか □1on1が“進捗確認”で終わっていないか □相手の話を3分以上“遮らずに”聴けているか □主観ではなく“行動事実”に基づいて話しているか □フィードバックを“指示”ではなく“問い”にしているか



この5つのうち、一つでも「No」があれば ──今すぐ、フィードバックのあり方を再設計すべきです。



営業マネージャーとしての成長は、部下の成長と直結しています。

“詰めるフィードバック”から“自走を促すフィードバック”へ。 その転換ができた瞬間、チームの成果は劇的に変わります。



ぜひ今日から、問い方を変えてみてください。 それが、あなたのチームを次のステージへ引き上げる最初の一歩になります。



★新人・若手営業マンのバイブル『60秒で学べる営業スキル大全集』発売中!

営業マンの課題を解決するトピックが621個あります。

ひとつのトピックは60秒以内で読むことができます。


●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。


●YouTube「営業の大学チャンネル」の登録はこちら。

コメント


bottom of page