がむしゃらさを失った日本の営業マンへのメッセージ!
- 社長の大学★長谷川博之
- 2024年12月9日
- 読了時間: 4分

今日のビジネス環境において、多くの企業が効率化とシステム化を追求しています。
確かに、これらは一定の成果を生み出すには有効です。しかし、真に卓越した結果を出すには、それだけでは不十分です。最近、私はネット上で驚異的な成果を上げている人々と接する機会がありました。
彼らから学んだ最大の教訓は、システムを活用しつつも、それ以上に「泥臭い」努力を惜しまないということでした。そこで今日は、泥臭いビジネスについてわかりやすく解説します。
「泥臭さ」とは一体なんでしょうか?
それは、かつて「気合い」や「根性」と呼ばれていたものの、現代版で「熱意」と「粘り強さ」です。これらこそが、平凡な営業マンを超人に変える魔法の杖です。
熱意とは、目の前の仕事に全身全霊を傾けること。顧客の課題に深く共感し、その解決に情熱を注ぐことです。一方、粘り強さとは、困難に直面しても諦めない精神力。一度や二度の失敗で挫けず、常に学び、成長し続ける姿勢を指します。
また、デジタル時代だから楽になった、というのは大きな誤解です。
むしろ、競争は激化し、顧客の期待値は上がっています。このような環境下で成功するには、むしろ従来以上の熱意と粘り強さが求められます。ここで重要なのは、これらの資質は決して生まれつきのものではないということです。日々の努力と実践によって、誰でも磨くことができるスキルです。
システムや戦略も重要ですが、それらを使いこなし、顧客の心を動かすのは、結局のところ熱意と粘り強さを持った「あなた」自身です。
さて、ここで少し視点を変えて、日本の労働環境について考えてみましょう。
イェール大学のアシスタント・プロフェッサーで経済学者の成田悠輔さんは、興味深い指摘をしています。彼によれば、「日本人はよく働く、労働時間が長い」というイメージは、もはや昭和の遺物だというのです。
実際、1990年頃から日本の労働者一人あたりの労働時間は減少の一途をたどっており、現在ではOECD加盟38カ国の平均を下回っています。驚くべきことに、遊んでばかりというイメージのあるイタリアやスペインよりも労働時間が少ないのです。成田さんは、これを「日本人が単純にがむしゃらさを失った」と表現しています。
この指摘は、私たちの議論と深く関連しています。
つまり、単なる労働時間の長さではなく、その質、すなわち熱意と粘り強さが重要だということです。
ここで強調したいのは、熱意と粘り強さは決して長時間労働を意味するものではないということです。むしろ、限られた時間の中で最大の効果を生み出す集中力と、困難に直面しても諦めない精神力を指します。
中小企業の営業マンや経営者の皆さん、今一度自問してみてください。
あなたは本当に熱意を持って仕事に臨んでいますか?困難に直面したとき、すぐに諦めていませんか?システムに頼りすぎて、人間的な触れ合いを疎かにしていませんか?
真の成功は、システムと人間力のバランスにあります。
デジタル化が進む現代だからこそ、熱意と粘り強さという人間らしさが、むしろ差別化要因となります。これらを磨き上げることで、どんな環境でも輝ける営業マンになれるはずです。
最後に、成功への道のりは決して楽ではありません。
しかし、熱意と粘り強さを持って取り組めば、必ず道は開けるはずです。今日から、自分の仕事に対する姿勢を見直し、一歩一歩前進していきましょう。あなたの中に眠る超人を呼び覚ますのは、他でもないあなた自身なのです。
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