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この道一筋から、二刀流、三刀流の時代へ!

今日のタイトルは、新潟県三条市で圧倒的シェアを誇る「三條新聞」に掲載されていた読者の投稿です。 三条新聞は、地元三条市はもちろんのこと、実は全国的にも有名です。

というのも、もう10数年前のことになりますが、ある全国版のテレビ番組で紹介されました。 なぜ、全国版のテレビ番組で紹介されたのかといえば、テレビ番組欄のあまりの充実さ故にです。 新聞のテレビ番組欄は一番最後のページにあり、紙面の8割はテレビの朝から晩までのタイムテーブルを掲載しています。 その下段には、注目のテレビ番組や人気のテレビ番組の概略やさわりの部分が紹介されています。 いずれにせよ、ものすごく簡単に紹介されています。 ところが三條新聞は、注目のテレビ番組や人気のテレビ番組の紹介欄が非常に充実しているのです。 たとえば、毎週放送されている連続ドラマなどは、ドラマのあらすじの半分以上が詳細に載っている場合が多々あります。 ということは、番組の前半は見なくても三條新聞を読めば、おおよそのあらすじがわかるのです。 このテレビ番組欄の充実度が注目されて、全国区のテレビ番組で紹介されたのです。 全国的に見ても稀なローカル新聞でしょう。 私は新潟県三条市生まれですから、三條新聞のテレビ番組欄を見て育ちました。 ですから、子どもの頃は、これが当たり前だと思っていました。 三條新聞は、新潟県三条市を中心として発行している大変にローカルな新聞なのですが、日刊新聞であるということと、ページ数が8~12ページもあるのです。 内容は、地元の話題を中心にしっかりと取材されています。 地元の人の中には、毎日掲載されるお悔やみコーナーをチェックしている人も非常に多いようです。 人口10万人以下でも、本格的な日刊紙が成立するといういい見本です。 さて、冒頭の「この道一筋から、二刀流、三島流の時代へ!」という、三條新聞の読者の投稿ですが、大変に納得のいくものでした。 投稿内容は、「最近は、この道一筋というよりも、特技を2つも3つも持っている人が増えてきた」という内容でした。 そして、有名人などを例に紹介していました。 この道一筋というのは、専門性を打ち出すには非常に有効です。 ですが、ビジネスの視点で考えると、1つのことしかできないというのは、非常にリスクが高いといことでもあります。 1つのことしかできないのですから、その1つのことへの需要がなくなってしまったら、ビジネスとして成立しないということになります。 ところが、専門的なことを2つ、3つ持っていれば、1つがダメになってもまだ残りがあります。 つまり、リスクを大幅に軽減できるということなのです。 たとえば、あなたの会社の顧客が50社あるとします。 売上の構成比は、この中の1社が売上の80%を占めており、残りの20%を49社で分け合ってるとしましょう。 そうなると売上の80%を占める顧客がなくなってしまえば、会社はにっちもさっちもいかなくなります…。 内部留保が相当なければ、倒産や廃業は免れません。 ですから、50社の顧客があるのであれば、1社の売上構成比が2%ずつであれば、仮に1社がなくなってもほとんどダメージを負うことはありません。 数社なくなっても、危機的状況に陥ることはないでしょう。 このように、売上も特定の顧客が構成比の80%を独占するようなことがあってはいけません。 上手に分散されることがポイントです。


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