ぶっ飛んでいる商品企画の話

世の中には、おもしろい発想をする人や企業があります。 たとえば、カップヌードル。

日清食品が1971年9月から発売しているカップ麺です。

今から50年も前に発売されましたが、当時は衝撃的でした。



それまでインスタントラーメンといえば、鍋で煮るタイプか、 チキンラーメンのように丼に麺を入れて熱湯を注ぐものしかありませんでした。

そこに登場したのがカップヌードルです。

熱湯を注いで3分で食べられるなんて画期的な商品です。



そこで今日は、ぶっ飛んでいる商品企画についてわかりやすく解説します。



1970年以降は画期的な商品が数多く開発されました。

たとえば、ソニーの「ウォークマン」。

それまで音楽を聞くのは、レコードプレイヤーかカセットデッキでした。

いずれも、屋内用に設計されており、音楽はじっとして聞くものでした。



ところがウォークマンは、持ち運びができる大きさなので、歩きながら、

電車に乗りながら音楽が聞けるようになりました。

つまり、屋外にいても音楽が聞けるようになったのです。

ウォークマンは社会現象になりました。



ほかにも、大塚製薬の「ポカリスエット」も画期的でした。

いわゆる発汗によって失われた水分を素早く補給できるスポーツドリンクの

日本に於ける第1号です。

1980年に発売され、テレビCMの効果もあり瞬く間に普及しました。



滋賀県に「アインズ株式会社」という企業があります。

この会社は、商業印刷、デザイン、イベントプロデュースなどを手がけています。

社員数も200名程ですので、地方の印刷会社として大きい方です。



さて、アインズが2021年4月1日に、「kamihime(かみひめ)」という商品を

リリースしました。

女性社員のチームがkamihimeを考案して商品化したそうです。



kamihimeを商品化するきっかけは「静かな空間に響くグーというお腹の音」を

なんとかしたいということからです。

要は、仕事をしていると、小腹がすいてお腹がグーと鳴ることがあります。

それを何とかできないかということです。

早い話、お菓子でも食べればいいのでしょうが、都合よくお菓子が目の前に

あるわけではありません。



そこで、女性社員のチームは、食べられる紙(ウエハーペーパー)に目をつけました。

さすが印刷会社です。

さらに、食用インクで使ったフードペンと呼ばれるものもありました。

食べられる紙でメモ帳をつくり、フードペンをセットにすることにより、

そのメモ帳にフードペンで文字を書いても、メモを食べることができるのです。



また、パッケージにも工夫をし、蓋の内側部分にはそれぞれ4種類の香りを付けました。

香りのバリエーションは、お昼ごはんとお菓子をイメージして「オレンジ」「いちご」

「バニラ」「カレー」の4種類です。



「お腹が空いたら紙を食べる」という、画期的かつ斬新なアイデアです。

外観は正方形に近いメモ帳です。

ペンも通常のものと形は変わりありません。

見た目はメモ帳とペン以外の何者でもありません。

気になるのは食感と味です。



通常、紙を食べると固くて噛み砕くことができません。

口の中が痛くなりそうです。

食感がまったく想像できないので、なかなか購入に至っていません。

香りは4種類ありますが、味はどうなので