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スピードこそ、ビジネス成功の鍵!

執筆者の写真: 社長の大学★長谷川博之社長の大学★長谷川博之

今ほどスピードが、重要視される時代はないでしょう。

たとえば、ネットショップの「Amazon」です。 午後に注文をしても、翌日の午前中に商品が到着します。

また、電子書籍化されている本であれば、注文すればすぐに「Kindle(キンドル)」のアプリをインストールしてあれば、すぐに読むことができます。


私は、雑誌、チラシ、新聞広告など、紙媒体の通販が全盛期だった頃をよく知っています。また、ダイレクトメールを使った通販も大ブームを巻き起こしました。

当時は商品が到着するまで、1週間や2週間も待つことが当たり前でした。

それはそれで、商品が到着するまでの期待感(=ワクワク感)が、たまりませんでした。


そのような時代に比べれば、今日注文した商品が翌日届くなんて、大変便利な時代になりました。

ところがすぐに商品が到着するので、ワクワク感を感じている時間が非常に少ないのです…。そのようなこともあり、年々ネットショップの市場規模は大きくなっていますし、テレビショッピングの市場規模も拡大を続けています。


物心ついた頃から、Amazonで買い物をしている人は、あのスピードが当たり前だと思っているわけです。

ですから、到着までに3日もかかってしまうと「なんて遅いんだ!」と感じてしまってもしょうがないのです。

ここ20年で、すっかり当たり前の基準が変わってしまったのです!



Amazonをはじめとするネットショップのおかげで、私たちの買い物におけるストレスはどんんどん軽減されているのは事実ですが、「提案」「見積り」「訪問」「対応」などのスピード感覚を誤ると、大切な既存顧客を失うことになりかねません。


先日、建築関係のクライアント先でこんな話を聞きました。

既存顧客から「修理してほしいところがあるので、来てほしい」という電話があったそうです。 あいにくその時、スタッフが出払っていたので「夕方までにはお伺いします」と返事をしたそうです。 また、修理内容は緊急を要するようなものではなかったそうです…。


ところがしばらくすると、その既存顧客から電話があり、「よそに頼んだからもういいよ」と言われたそうです。

このクライアント曰く、既存顧客だっということもあり、スタッフがいないので夕方までに行けばいいだろうと安心していたようです。

それが間違いでした…。


どうやらこの既存顧客のスピード感覚は違ったようです。

緊急ではないが、すぐにでも修理してほしかったのです。

もしかしたら、夕方外出する用事があったのかもしれません…。


このように、世の中の流れとしては、「今すぐ」というのが大きく求められています。

それだけ私たちは、気が短くなってきたのかもしれません。

つまり、待つことが精神的なストレスになるのです。

また、相手の都合を考えることをしない自分勝手になったのかもしれません。

よく考えてみれば、ほしい時に、ほしい商品が、すぐに手に入る時代です。

夜中にお腹が減れば、近所のコンビニにいけば手に入ります。

また、デリバリーもあります。

夜中でも、ワンクリックでほしい商品を注文できます。

しかも、ベッドの中で…。


人手不足、社員の高齢化がすすんでいる中小企業は、スピードという点で大手に比べれば不利です。

そこをどのように埋めることができるのか?

それとも、まったく違う視点での強みを打ち出すのか?



たとえば、面倒で大手がやらない仕事、数量が少なくて大手がやらない仕事、市場規模が小さすぎて大手が参入してこない市場…。

そう考えると、中小企業が生き残る方策はまだまだあります。



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