セールスが行き過ぎるとどうなるのか?

「迷惑メール」なる言葉が世の中に登場したのは、少なくとも電子メールが登場してからです。

別名「スパム (spam) 」とも呼ばれています。

意味合いとしては、メール受信者の意向を無視して、無差別かつ大量に一括してばらまかれる各種ネットメディアにおけるメッセージのことを指します。


当初は、電子メールにおけるスパムが席巻しました。近年はSNSに同様な迷惑行為もあります。

メールやメッセージのその内容が迷惑であろうが有用であろうが、受信者や媒体の意向を無視して、無差別かつ大量に一括してばらまくのがスパム行為です。


私のパソコンにも、あなたのパソコンにも、そして、スマホにも、毎日大量のスパムが送りつけられています。

あまりに、日常化してしまったので、さして気にならないといえば気になりませんが、毎日、差出人やドメインの受信拒否を行っても、日々新しいスパムが送られてきます。

恐らく今後も、このような迷惑行為はなくなることがないでしょう。


先日読んだあり人のブログには、最近Twitterのダイレクトメッセージに大量のスパムが届くようになったと書いてありました。

スパムの内容は、女子大生との交際を促すものだそうです。

世の中、女子大生との交際に興味がある人はたくさんいるでしょうが、このようなダイレクトメッセージを読んで真剣に検討するほど暇ではありません。

片端から通報しているそうですが、止む気配はないとのことです。


スパム行為をしていない人からすれば、「世の中、暇人が多いなぁ…」で済んでしまうのですが、スパム行為をしている人からすれば、一定数の反響があるから、経済的に合理性があるというわけなのです。


経済学者のジェレミー・リフキンは、1メガバイトのファイルをオンラインで送るのにかかる費用は、わずか0.001ドルだそうです。1ドルを100円として換算すれば、0.1円ということになります。

つまり、スパム行為を仕掛ける側からすれば、10万人に1人でも、女子大生との交際にお金を出す人がいれば、商売が成り立ってしまうのです。

おまけに、一括配信でしょうから、時間も労力もかかりません。

つまり、ほとんどノーリスクということです。恐ろしい、世の中になってしまいました。


興味のない人に、商品やサービスを購入してもらうには、このような数の論理が必要だというわけです。

興味のない人に、お金と時間と労力がかからないという理由で(楽して儲ける発想)、ひたすらスパム行為を繰り返しているわけです。よく考えてみれば、悲しいのひとことです。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」的な発想です。

まぁ、鉄砲を撃つほどの体力も時間も必要ありませんが…。


そこで、登場したのが「マーケティング」という考え方です。

マーケティングとは、興味のある人に手を挙げてもらい、商品やサービスを販売するという、買い手とって迷惑行為は発生しません。


一番、理想的な売買行為だといっても過言ではありません。

ところが、マーケティングは大企業ほど活用していますし、上手に行っています。

もちろん、マーケティグにかける予算も桁違いです。


このようにスパムは、マーケティングの正反対にあるセールスの行き過ぎからおこります。よく考えてみれば、一世を風靡した「ダイレクトメール(郵送)」「テレアポ」「飛び込み営業」「FAX-DM」などは、すべてスパム行為に該当します。

商品やサービスに興味がない人に、勝手にセールス活動をやるわけですから…。


私が常日頃行っているのは、マーケティング的なセールス活動です。

矛盾していますが、中小企業のマーケティングは機能しずらいのが現実です。

それは、専任の担当者がいないからです。


また、中小企業のセールスも同様です。

弊社で様々な実験をやってきましたが、一番スムーズに相手を買う気にさせるのが、マーケティング的なセールス活動です。詳しくは、機会があったら紹介します。


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