ダメなものはダメ!若手社員育成法

新卒の社員が入社して一ヶ月以上が経った。 この頃になると気になるのが「社員教育」。そこで今日は、新卒社員の教育についてわかりやすく解説する。
何もかもがまっさらな新卒社員は、教育如何によっては、順調に成長したり、しなかったりもする…。そういった意味では、初めて社会に出た時、誰に教育してもらったのかは、新卒社員のその後の人生を決めると言っても過言ではない。これは真実だ。
私の妻は、京都の大学に通っていた。
当時、アパレル関係のショップでバイトをしていたが、今でもその時の上司のことを話してくれる。京都だから外国人の観光客も多く訪れる。当然、英語が話せる正社員やアルバイトは時給が高かったそうだ。
こんな現実を突きつけられると、学生時代にもっと英語の勉強をしておくべきだったと後悔する人も多いだろう。通訳という仕事が成立するように、外国語を話せるということは特殊なスキルを身に着けたということだ。ところが、学生時代はそのことに気づかない。
先生も「英語を話せるようになれば、将来稼げるようになる」とは一言も言わない。
百歩譲って、「英語を話せるのは特殊なスキルだ!」とも言わない。あくまでも教育の一環なのだ。京都という地では、英会話ができるできないを仕事ができるできない一つの要素として認識しているということだ。
妻は上司から、「アルバイトでもお金をもらっている以上、プロ意識を持つように」と徹底的に教育されたと言う。お客様からしてみれば、正社員でもアルバイトでもまったく関係ない。一人のプロの販売員としか見ていない。つまり、しっかりと恥ずかしくない接客をしろということだ。妻が社会人としてデビューした時の上司がこのような人だった。
だから妻の仕事観は、仕事をする以上、高いプロ意識を持って仕事をするのがスタンダードになった。それは、彼女の仕事っぷりを見て納得した。
最初の上司が、「仕事は手を抜かないと体がもたない」「一生懸命にやると疲れる」「やってもやらなくても給料は同じ」などと言っていると、それが部下の仕事に於けるスタンダードになってしまう。間違いなく、上司は部下の人生を左右する。
また、400mハードル日本記録保持者である為末大さんのエピソードは、本当の教育について考えるいい題材になるので紹介する。為末さんのチームメイトに遅刻癖がある人がいたそうだ。大事な試合の時、チームメイトは遅刻してしまった…。先生は、遅刻した生徒を試合には連れていかず、置いていってしまったという。今ならば、このような強硬策は問題になる可能性が高い。
このチームメイトは、その後、遅刻しなくなった。
「ああ、遅刻は本当に許されないんだ」と身をもって経験したら、人間は必死になるという好例だ。
そういえば、私の長女がまだ22~23歳くらいの時、携帯電話の利用料金を家族割引で支払っていた。長女の分は私が立て替えて支払い、後日、長女からお金をもらうようにしていた。ある時、支払いが滞った。別々に住んでいることをいいことに、何回催促しても返事はいいのだが払ってはくれない…。
3ヶ月分たまったので、私は長女の携帯電話の契約を解除した。
慌てたのは長女だ…。当時、命の次に大切な(?)携帯電話が使えなくなっのだ。「ダメなものはダメ!」と、教えてやるのも親や上司の仕事だ。
そういう私は、「まったく子どもたちの教育をしてこなかった」と妻に言われる。
その通りなので、私はその場のお茶を濁すしかない…。
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