私の拙いビジネスパーソンとしての経験を紐解くと、20代と30代の時にもっと力を入れてやっておけばよかったと思うことがあります。
それは、人脈の構築です。
人脈までとはいかなくても、友達作りでもいいと思います。
そこで今日は、人脈作りについてわかりやすく解説します。
あなたは、人脈にどのようなイメージを持っていますか?
もしかしたら、ネガティブなイメージを抱いている人もいるでしょう。
私も若い頃は、良いイメージを持っていませんでした。
なぜならば、自分の能力や実力で勝負せずに、仕事の質よりも人の繋がりで仕事を受注するというイメージを持っていたからです。
人脈にはこのような側面があることは事実です。
ですが、何の人脈もなしに、起業してビジネスを展開することは不可能です。
さて、人脈を紐解くと、「政界・財界・学界などで、同じ系統・系列に属する人々のつながり。また、広く同窓・同郷など何らかの点で関連があり、仕事の上で役に立つ知己をいう。」とあります。
仕事の上で役に立つ知己をいうのがポイントです。
このような視点で自分の人脈を考えると、何人程度いるでしょうか?
私の20代と30代は、人脈と言えるものがほとんどありませんでした。
その後、独立した37歳になって、初めて人脈が重要だということに気づいたのです…。
そうならないためには、20代と30代にせっせと人脈作りをすることです。
さて、人脈作りにはいろいろな方法があります。
まずやってほしいのは、「セミナー」「勉強会」「異業種交流会」などへの参加です。
このような場では、名刺交換を行います。これが最大のチャンスです。
ですが、ほとんどの人は、名刺交換だけで終わってしまいます。
ポイントは、名刺交換をした後、SNSで友達申請する、メールで御礼をするなど、交流を維持できる状態にすることです。
また、どうしても人脈が増えてくると、コンタクトは取れるが弱いつながりの人も出てきます。
なぜ、弱いつながりの人が出てくるのかといえば、自分とは違う分野の人だからです。
ですが、自分とは違う分野の人だからこそ、自分にはない発想をします。
経営学の研究者ダニエル・レビンは、2011年、企業の管理職200人以上を対象に、3年間以上「休眠状態」だった相手とつながりを復活させるという実験を行ないました。
実験の結果、休眠状態だった人のほうが、現在親しい関係にある人よりも、価値のあるアドバイスをもたらしてくれたそうです。
有益なアドバイスをくれる人が欲しいと思ったら、しばらく疎遠になっている懐かしい友人・知人・元同僚など、弱い繋がりの人にコンタクトするのも有効です。
人脈を作る王道は、新たな出会いを求めることも重要ですが、すでにあなたの周りにいる人との関係を太くすることも有効です。
これが一番、手っ取り早い方法です。
安田雪さんの著書「ルフィの仲間力 『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法」には、周囲の人と仲間になる方法が紹介されています。
その方法とは、自分の弱さを見せて助けを求めることです。
弱さを見せたら、関係が壊れてしまうかもしれないと思った人も多いでしょうが、お互いに助け合える関係(互恵関係)を築くには、自分の弱さを相手に見せることが必須です。
自分の長所や強みをアピールするだけでは、助け合える関係を築くのは難しく、自分は何でもできると自信満々の人に対して、助けようと思う人はいません。
自己開示でも、自分の弱みや失敗を伝えることにより、相手のとの距離が縮まります。 互恵関係を築くことで、質の高い人脈を作ることが可能です。
●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。
●YouTube「商いは門門チャンネル」の登録はこちら。
●社長の大学LINE公式アカウント! 経営に関する質問ができます! フォローはこちら!
Comentarios