異業種交流会や経営者団体に入会していると、自己紹介をしたり、聞いたりする場面に遭遇する機会が多くあります。意外にも、しっかりとした自己紹介ができる人は稀です。「自己紹介なんて自分のことだから、難しいことはないだろう」と、思われるかもしれませんが、自分のことなので謙遜していることもあるでしょうし、適当にお茶を濁して話をする人もいます。恥ずかしいのでしょうね。さらに、自己紹介の所要時間もばらつきがあります。そこで今日は、自己紹介やプロフィールについてわかりやすく解説します。
先日、あるコミュニティでお話をさせてもらう機会がありました。
たまたまその時、年配の経営者が参加していたのですが、今日の例会の感想を一番最後に話されました。司会者は「全員一言ずつお伺いしますので、手短にお願いします」と言いました。途中までは非常にいい感じだったのですが、年配の経営者が話しはじめると、例会の感想ではなく自分の生い立ちからはじまって、若い頃から現在までの自分の人生を語りはじめたのです。その話が非常に長く、一体いつまで続くのだろうか?と、ハラハラして私は聞いていました。結局、6~7分程度で無事(?)で終わりましたが、なんとも後味の悪い最後となりました。このようなことは珍しくはありませんが、久しぶりの体験でした。人のこととはいえ、いつ終わるかわからない話をほど、ストレスがたまるものですね。
さて、特にビジネスSNSの「LinkedIn(リンクトイン)」で、ダイレクトメッセージをいただくことが非常に多くなりました。そのほとんどは、情報交換という名の売り込みです。その際、メッセージによく書いてあることとして、「長谷川さんのプロフィールを読んで連絡させていただきました」とか、「長谷川さんの波乱万丈の人生を詳しくお聞きしたいです」という一文です。本当に多いですね。
言われてみれば、LinkedInのプロフィールページに掲載している私の自己紹介は非常に長く、物語としては相当おもしろいと思います。山あり谷あり、波瀾万丈の人生だと感じる人がいてもおかしくはありません。ただし、脚色してるわけではなく、本当にその通りだったので、私自身は決しておもしろいとは思えません。
また最近、noteの記事で「私のプロフィール」というコンテンツを投稿しました。 これはLinkedInの自己紹介文に新たに若干加筆しました。これも閲覧回数が多いのです。 ここから分析できることは、人間は他人の人生や生き様をとても気にするということです。
他人の人生を覗いてみたいという願望は、誰しもが持っていると思います。
そこに、自分との共通点を見つけたり、意外性を見つけることも多いはずです。
はたまた、今はものすごく有名で立派な人なのに、昔はどうしようもなく悪人だったという人もいます。どうしたら、このような人生がおくれるのだろうかと摩訶不思議な人もいます。人生は人それぞ、千差万別です。
本日は、自己紹介やプロフィールについて紹介していますが、50歳になるまでまったく気にすることがありませんでした。ですから、大したことを書きませんでした。もしかしたら、まったくおもしろ味のない人間に映っていたのかもしれません。
ビジネスに於いて自己紹介やプロフィールは、会社という組織に属していると重要視はされません。むしろ、邪魔になることもあります。しかし、今後はジャズ的な仕事のやり方やフリーランス的働き方が多くなってきます。つまり、会社の看板で仕事をしたり、人材が固定化されない仕事のやり方をすると、そこに関わる人たちの自己紹介やプロフィールは、その人物を判断する大きな要素となります。そのような時代であるということを自覚してくださいね。
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