企業経営を長くやっていると、上手くいく時も、上手くいかない時もあります。
「だから企業経営はおもしろい」と言われればそれまでですが、
できることならば安定した経営をしたいものです。
そして、上手くいかない時に限って、もがいてしまいます…。
そこで今日は、上手くいかない時の対処方法をわかりやすく解説します。
自分自身の経営者人生を振り返ってみると、一番ピンチだったのは創業時です。
何しろ、一銭もお金がない中、独立したのでその日暮らしのようなものでした。
それでも、生活を切り詰めて何とかしのいでいたというのが本当のところです。
そんな生活は、一年半もしないうちに終止符が打たれ、徐々に安定期に突入しました。
今から思うと安定期になると心に余裕が出るのは良いのですが、それがスキとなり、
またピンチを招きます。
これは、内部的な要因です。
そうこうしているうちにリーマンショックになり、
当時のクライアントは大きな打撃を受けた企業もあり、
コンサル契約が打ち切られました。
特に、大口契約のクライアントでした。
この時もダメージを受けましたが、何とか乗り越えることができました…。
それからは急成長を遂げましたが、昨年の新型コロナウイルスは、
リアル営業ができないこともあり苦戦しました。
昨年の秋までは営業活動を一切止めて、
オンライン営業のノウハウ化とテストマーケティングを繰り返しました。
そして、現在取り組んでいるのが「SNS広告」です。
それまでネット関係の広告は、10年前に2年程取り組みましたが、
まったく成果はなかったので、いいイメージを抱いていませんでした…。
現在、1日2~3回程広告の反応を見て、1日1回改善を加えています。
具体的には、5~6本のfacebook広告を同時に出稿しています。
最初は、まったく反応はありませんでしたが、PDCAサイクルを高速で回すことによって
徐々に反応が良くなってきました。
不思議なもので上手くいかない時は、
焦ってしまい、がむしゃらに改善をしたり、新たな広告を出稿したりします。
とにかく、行動量が増えます。
焦っていたり、不安になると、早く成果を出したいという気持ちが強くなりますから、
自然と行動量が増えるのです…。
ですが、がむしゃらに行動量を増やすことで、結果が出るかといえばノーです。
松下電器(元パナソニック)の創業はである松下幸之助は、
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悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
おしなべて、事を成す人は必ず時の来るのを待つ。
あせらずあわてず、静かに時の来るのを待つ。
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という名言を残しています。
焦っても、慌てても、どうしようもない時もあります。
ただし、そういう時は永遠に続くことはなく必ず良い結果が出ます。
世の中には、「タイミング」というものがあります。
タイミングとは、ある行為や動作を起こすのに、
もっとも適切でぴったりした時点、瞬間のことです。
企業経営に於いて、ことのほかタイミングは重要です。
ところが、タイミングを分析した書籍も科学的にタイミングをデータ化した報告も
見たことがありません。
何をやってもダメならば、じっとしてしばらく様子を見ることも大事です。
世の中の時流と合っていないのかもしれません。
そうであるならば、がむしゃらに行動しても最大の効果が得られません。
しばらくしてから、行動するのが正解ということになります。
実際、そういう事例はたくさんあります。
特に、今は時代の大転換期です。
日々、価値観が変わっています。
1ヶ月前には受け入れられなかったことも、今はウェルカムなんてこともあります。
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