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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

モチベーションの高い組織づくりの第一歩!


経営者であれば、モチベーションの高い組織づくりは、

経営課題に必ずランクインしています。

結局、社員のやる気やモチベーションが業績を左右するといっても過言ではないからです。そこで今日は、モチベーションの高い組織を作る第一歩をわかりやすく解説します。



今から25年前、私はある酒造メーカーの社長に手紙を書きました。

この企業が開発したある日本酒がとても美味しく、すっかりファンになったからです。

その思いを伝えたくて、この企業の社長に手紙を書いたというわけです。

当時、手紙など滅多に書くことのなかった私が手紙を書いたのですから、

その日本酒にとてつもなく感動したのだけは確かですす。



私はそれまで、日本酒を好んで呑むことはありませんでした。

味も香りも苦手で、ビールとバーボンばかりを呑んでいました。

それなのに、なぜ日本酒を呑んだのか?

たまたま入った、近所の酒屋で見かけたある日本酒が気になり、

手に取ったのがきっかけです。この日本酒、父が昔、よく呑んでいたのを思い出しました。これが、この日本酒を衝動買いした動機です。



家に帰り、冷やして呑んでみたところ、フルーティで、甘みがあり、

私の知っている日本酒とはまったく異なりました。

それから、毎日この日本酒を呑むようになりました。

大袈裟ですが、私の日本酒に対する概念を180度変えてくれたのです。

そんな出会は、人生に於いて滅多に体験できることではありません。



そこで、冒頭紹介したように、この酒造メーカーの社長に賛美の手紙を書いたわけです。

それから1週間後、この社長から手紙が届きました。そして、日本酒も!

手紙には、御礼が長々と書いてあり、最後に「長谷川様の手紙を蔵で回覧しました」と…。



その後、知ったのですが、製造現場で働く人たちは、

顧客の声を直接聞くことは滅多にないとのことでした。

もちろん、営業職であれば顧客から感想や要望を直接聞くことありますが、

それが製造現場に伝わるかと言えば、残念ながらノーです。



このように、製造の現場で働く人たちは、自分の作っている商品を食したり、

利用した顧客がどのように感じているかを知ることは稀だということを知りました。

もしこれを、仕組化できれば製造の現場で働く人たちの、

やる気やモチベーションは高まります。



ですが、評価は良いものばかりではありません。

悪いものもあるでしょうが、それはそれで改善するためのヒントを

教えてくれるのですからありがたいことです。

改善できれば、顧客に喜んでもらうことは可能だからです。



製造現場の人たちが、直接顧客を訪問して話を伺うこと、

つまり、直接顧客とコミュニケーションをする機会を作ることは、

組織の心理状態や機嫌を良くするためには必須と考えます。



下手な研修やプログラムを導入するのであれば、こちらの方が顧客のためにも、

製造現場の人たちのためになります。

そして、これを仕組化できれば、組織がポジティブな空気に包まれることは確かです!



さらに、この活動で得た顧客の声をデータベース化すれば、

営業ツールとしても使うことができます。

まさに、一石二鳥です。

とてもシンプルなことですが、仕組化している中小企業は稀です。



実はこの記事、随分前にnote(ノート)で発表したました。

そうしたところ、Yahoo!JAPANのプロデューサーの方が、

同じくnoteのご自身の記事「目的がわからない仕事を続けていると、

どこかで無理が生じる」で紹介してくれました。



私は人をやる気にさせる原動力として、経営理念やミッションよりも強力なのが、

喜んでいる顧客の声だと思います。




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