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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

リアルコミュニケーションの本質とは


先日、2~3年訪問していなかったクライアント先でセミナーをやらせていただきました。激動の時代ということで、世の中の潮流について多方面からお話させていただきました。その中で感じたことは、オンラインとリアルはまったく違うことでした。そこで今日は、リアルコミュニケーションのメリットについてわかりやすく解説します。



当社はコロナ禍以降、オンライン商談、オンラインコンサルをメインに事業を行ってきました。仕事の約8割がオンラインになったといっても過言ではありません。そのような企業も多いと思われます。



コミュニケーションのオンライン化は、コロナ感染を防ぎ、交通費の削減、移動時間の削減、出張費の削減、印刷&紙代金の削減など、企業によっては大幅な営業コストの削減を実現しました。当社も例に漏れず、営業経費は約8割の削減に成功しました。



そして、気がつけばコロナ禍から、まもなく2年を迎えようとしています。



このような状況の中、徐々にではありますがリアルコミュニケーションが増えてきました。以前と違うのはマスクをしていることです。リアルコミュニケーションでの新規商談は、マスクをしているところしか知らない人もいます。一度もマスクをはずした顔を見たことがないのです…。コロナ禍特有の現象です。

こんな時代がやってくるとは、予想できませんでした。



さて、冒頭のクライアントの話に戻りますが、私は開口一番「ご無沙汰しております」と挨拶をすると、クライアントの一人が、「私は久しぶりの感じはありませんよ!」と。私の頭の中は「???」。



よく話を聞けば、SNSで私の投稿をよく見ているとのことでした。1週間で2~3回でも見れば、時々会っている錯覚に陥ります。つまり、実際に会わなくても、顔写真や話をしている動画を見ていれば、会ったような気分になってしまうのが人間です。ならば、この習性を活用しない手はありません。



簡単な挨拶を済ませ、セミナーをやらせていただきましたが、みなさん真剣にメモを取っています。これは、リアルセミナーでしか味わうことができません。人によって、メモを取る箇所が違ったり、書くスピードが違ったりと、リアルならではの体験です。これは、オンラインでは味わうことはできません。



次に感じたのは、一人ひとりの顔を見ながら話しができるので、伝わっているという安心感があります。残念ながらオンラインセミナーでは、伝わっているのか、いないのかがわかりづらいので、不安を抱えたまま話をします…。そして、私が話している途中でも、わからない箇所があれば質問をしてくれるので、予想外のキャッチボールができます。こういったアドリブ的要素は、オンラインセミナーでは発生しにくいのが現実です。



さらに、同じく時間に、同じ空間を共有しているということもリアルコミュニケーションの特徴です。特に同じ空間の共有が大切です。オンラインとは違い、距離が近いので五感で大量の情報を受け取ります。その結果、コミュニケーションの質が高くなります。これは大変重要なことです。


同じ空間というのは、視覚や聴覚のほかにも、嗅覚や触覚も含まれます。ことのほか、嗅覚や触覚がコミュニケーションにとって重要だということがわかりました。オンラインでは、同じ匂いや同じ肌ざわりを感じることはできません。ここポイントです。



いずれにせよ、これからはリアルコミュニケーションとオンラインコミュニティの両方を使い分ける「ハイブリッドコミュニケーション」の時代です。双方のメリットとデメリットを考慮しながら最適化しましょう。




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