「コロナ禍で顧客数を増やした企業は?」と質問されて、どこを思い浮かべますか。
私は「ズーム」と「ネットフィリックス」を思い浮かべました。
そこで今日は、快進撃を続けるネットフィリックスについてわかりやすく解説します。
ネットフィリックスとは、アメリカに本社を置く、世界的な定額制動画配信サービスとオンラインDVDのレンタル運営会社です。
世界190ヶ国以上で配信事業を展開して、2020年末の時点で契約者数は2億370万人です。
世界の総人口が約76億人ですから、2.7%のシェアということになります。
凄い数字です。
また、ストリーミング配信では既存コンテンツに加え、独占配信や自社によるオリジナル作品も扱っているので単なる動画配信サービス会社とは違います。
コロナ禍でステイホームせざるを得なくなったとはいえ、2億人以上の有料会員を有するのですから、このリストだけでもあらゆるビジネス展開ができそうです。
参考までにプランは、月額¥990~¥1,980迄で、追加料金や長期契約はありません。
また、たった数回のクリックでオンラインで簡単に契約のキャンセルができるほか、キャンセル料金も一切発生しません。
スマホのように契約期間の縛りもないので顧客満足度も高いと思います。
豊富のコンテンツに加えて、と手軽に利用できて、不要になれば手軽にキャンセルできるのも大きな魅力となっています。
ネットフィリックスの快進撃を支えているのは、優秀な人財です。
とにかく能力の高い人財を集め、高い報酬を用意します。
つまり、人財力を高めるための努力を惜しんでいません。
なぜ、それほどまでに優秀な人財にこだわるのかといえば、優れた人財さえいれば、コロナ禍であろうと、被災しようと、不況になろうと変化に対応できます。
また、いくらでもレベルの高いコンテンツを生み出すこともできます。
つまり、何があっても企業を存続させることができるということです。
わたしたちは、ネットフィリックスの豊富なコンテンツや魅力、独自性に注目してしまいがちですが、実は人財にフォーカスした企業なのです…。
ネットフィリックスの共同創業者で会長兼CEOのリード・ヘイスティングスの最新刊「NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX」によれば、管理や規則をどんどん撤廃していく社風を紹介しています。
これは理に適っています。
というのは、優秀な人財が増えれば増えるほど、管理は必要なくなります。
なぜ、管理が必要なのかを突き詰めると、優秀でない社員がいるからです。
そして、ネットフィリックスでは、管理することは時間あと労力の無駄=コストと捉えています。
では、ネットフリックスの普通ではない経営手法を紹介します。
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●ルールを限りなく撤廃する
●部下が上司を評価する360度評価を導入
●失敗の内容を素直に公開する
●失敗の原因を素直にフィードバックし合う
●トップでなくても重要な決断を行い、責任を持つ
●休暇規定も、経費の事前申請も、意思決定の承認もなし
●希望すれば全員に「機密情報」がメールで送られてくる
●入社直後に独断即決で数百万ドルの契約にサインしてもいい
●部下も上司の要改善点を率直に指摘する。相手がCEOでも。
●並の成果の社員には、十分な退職金を払って辞めてもらう
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