仕事は、「スピード」が大切か、それとも「質」が大切か?
その人の仕事に対するスタンスを知る上で、スピードを大切にする人なのか、それとも質を大切にする人なのかは重要な判断要素です。
あなたは、どちらに重きを於いて仕事をしていますか?
南宋の政治家であり、学者であった謝枋得(しゃぼうとく)が編集した書に、「文章軌範」というものがあります。
その中の一節に、「巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)」という言葉があります。
「巧遅」とは出来栄えはいいが、完成するまで時間がかかるということを指します。
逆に「拙速」とは出来栄えは拙いが、すぐに完成することを指します。
そして、「如かず」は及ばないという意味があり、全体で出来がよくて遅いものは、下手だが速いものに及ばないということを表しています。
また、孫子の兵法から生まれた慣用句で「兵は拙速を尊ぶ(へいはせっそくをっとぶ)」という言葉もあります。
これは、作戦に多少の不備があっても、すばやく戦いを起こすことが大切という意味です。
先程の「巧遅は拙速に如かず」にも通じるものがあります。
続きは動画をご覧ください。
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