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令和時代の社員教育とは?


ここ数年、中小企業の管理職やマネージャーからこのような相談をよく受けるようになった。「新人社員や若手社員に対して、どのような対応をしたらいいのか?」ということだ。これに関しては管理職であれば少なからず誰しもが持っている悩みだろう。そこで今日は、新人や若手社員に対する接し方についてわかりやすく解説する。



昭和時代のように、「まずは見て覚えろ」「まずやってみろ」「いろいろ考えずに行動すればわかる」的なことを20代の若手社員に言っても、ほぼ意味は通じないと思った方が賢明だ。それに異を唱える管理職もいるが、当時、このようないい加減な社員教育でも通じていたことが奇跡だ。



学生の頃を思い出してほしい。このような乱暴な教え方をする先生や教授はいただろうか?「そこに教科書があるから、読んで覚えろ!」とは絶対に言わない。それを言ってしまったら、先生も教授も完全に仕事放棄になってしまう…しかし、企業ではそういったことが当たり前のように起こっていた。むしろ、そうでない企業を探す方が難しい時代だった。



賢明な読者は察しているとだろうが、見て覚えろ式の教育がどれほどまでに効率が悪いのかだ。これでは完全に若手社員任せになってしまう。だから上司は、「コツを掴むのが遅い」だの、「覚えが悪い」だの、「筋が悪い」だのということになる。



残念ながら、今はそんなに単純な時代ではない。

そんなことを言ったら、すぐに辞表が出るような世の中だ。そんな若手社員の気持ちも、わからないわけではない。



子どもの頃から、ゲームをやるにしても、スポーツをやるにしても、攻略本があったり、手軽に学べるYouTubeがあるので、その気になればすぐに調べることができる。それなのに会社に入社した途端、丁寧に教えてくれる上司がいなくなるのだ。当然、面食らってしまう。



このような状況を管理職も薄々知っているから、最近の大きな流れとしては「1on1」を行う企業が増えてきた。1on1とは、上司と部下が1対1で話をする。ほとんどの会社ではこのような感じだろう。「最近、調子はどうだ?」「何か困っている事はないか?」「何かわからない事はあるか?」と言うような質問を上司が部下にする。しかし、何の脈略もない質問で部下が心を開いて本音をしゃべりだすようなら、誰も苦労しない。むしろこのような質問は逆効果だ。



まず、上司が知らなくてはいけないこととは、若手社員が何かを学ぶとき、どのような行動をとるのかを知るべきだ。ここで先程言った、「攻略本」や「YouTube動画」が参考になる。つまり、簡単にできる方法を知りたいのだ。そして、その秘訣やポイントを手短かに教えてほしいというのが本音だろう。



部下は当然、上司が答えを知っていると思っている。 それなのになぜ、「やってみればわかる」だの、「自分で考えてみろ」と言うのか? 特にタイムパフォーマンスに厳しい若者は、上司のこのような態度が意味不明に思える。実際、私もそう思う。足腰を鍛えるには自分で考えることは重要だが、それ以前に、基本や原理原則を部下に習得してもらうためには、まずはティーチングだ。



そのティーチングも要点を整理して的を得たものでなくては、タイムパフォーマンスが悪い。「何を甘えてるんだ!」と言う上司もいるだろうが、私はそうは思わない。自分で考えるのは、基本ができてからの話だ。だから、何もわからない若手社員に自分で考えさせたり、とりあえず行動させるというのは、遠回り以外の何物でもないと思う。ただし、自分で何かを掴み取るスキルはつくかもしれないが…。




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