コロナ以前から、日本企業の7~8割は赤字だと言われていました。 そして、昨年はコロナ禍で赤字企業はもっと増えたことが十分予想できます。 また、現在でもコロナ禍は続きてきました。 赤字になるのも、黒字になるのも、すべて社長の責任です。 つまり、社長の考え方や態度で会社の業績は決まるということです。
そこで今日は、儲かっていない社長の口癖と本音について、わかりやすく解説します。
儲かっている社長と儲かっていない社長は、その言葉、態度、考え方に大きな違いがあります。 儲かっていない社長には特有の口癖があります。
たとえば、私がある見込客に営業コンサルティングの提案をしたとします。 相手のニーズの深さにもよりけりですが反応は様々です。断り文句として代表的なフレーズは…、
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●忙しくて新しい取り組みはできない…
●人手不足なので人が入ったら検討する…
●不景気なので利益が出たら考える…
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一見、まっとうな理由のようですが、これは全部取り組みたくない、やりたくないということです。 ですから、忙しさが一段落ついて時間ができても、新しい社員が入社しても、膨大な利益が出ても、ほぼ100%取り組みません…。 儲かっている社長は、どうしたら導入できるかを考えます。 儲かっていない社長の二番目の口癖は、「うちの業界は特別だから」です。 本音は、他人のアドバイスや提案を受け入れないということです。 儲かっている社長は、このような制限をつけずにどのような業界からも学びます。
三番目の口癖は、「検討します」です。 本音は、この場で断るのも申し訳ないので、検討するふりだけでもしようと、意思決定の先延ばしをします。 このような場合は、真剣に検討することはありません。
四番目の口癖は、「報連相ができていない」です。
自分の経営手腕のなさを棚に上げて、経営が上手くいかないのは社員の報連相ができてないことだと社員のせいにします。
このほかにも、儲かっていない社長の口癖と本音はいろいろあると思います。 では、儲かっている社長、経営が上手くいっている社長の共通点は、どのようなことでしょうか?
先日、田坂広志さんがグロービスで講演されている動画を見ました。 「危機において運気を引き寄せるリーダー7つの心得」という演題で、コロナ禍最中での講演ですから、大変に参考になります。
田坂さん曰く、成功している経営者は、「運の強さ」を持っているということです。 自分の運気を高めることはもちろんのこと、組織の運気も高めることができるそうです。
リーダー7心得は…
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①目の前の危機を絶対肯定の想念で見つめる
②危機の時こそ死生観を定める
③すべては天が導くと信を持つ
④リーダーの無意識はメンバーの無意識に必ず伝わる
⑤危機の時こそ社員や部下の使命感を掲げる
⑥天の導きは一直線ではないことを知る
⑦危機の時に起こるシンクロニシティに注意を向ける
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そして、印象的な言葉としては「幸運は不運の姿をしてやってくる」ということです。 あの出来事があったらから方向転換できた」「あの出来事があったから今の自分がある」など、一見ネガティブな事象でも、実はそれが好転するきっかけになったということです。
人生は順風満帆ではありません。 山あり、谷ありです。 どんなにネガティブなことがあっても、それを乗り越えるための行動を真剣に行うこと、そ
れが一番重要です。
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