再建屋ジョーの悲劇


先日、気になる記事を読みました。

財務省は、2020年の税収を7月5日に発表しましたが、

何と過去最大の増収になったということです。



実は昨年末、税収を下方修正したのですが、政府の予想を5兆7000億円も

上回ったというから驚きです。

そこで今日は、税収からみる今後の企業経営についてわかりやすく解説します。



税収の内訳は、消費税の税収増が約2兆6000億円、

これは消費税の値上げがありましたので当たり前のことです。

気になるのは、コロナ禍で大幅に減収すると予想されていた法人税が、

増収になったということです。



政府の予想よりも3兆円以上も上ぶれしたそうです。

何とも腑に落ちない話です…。



この記事は

「財務省の人災で、これから日本経済に倒産ラッシュ&大不況がやってくる!

日本経済のヤバすぎる真実」から紹介します。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85829



この記事は「再建屋ジョーの悲劇」というビジネスの寓話を例に、

現在の日本経済を予測しています。

この寓話は、コンサルタントが持つべき視点のひとつの項目ですが、

古いコンサルタントしか知らないかもしれません。



私は、この話を読んだ時、背筋がゾッとしました…。

これが本音です。



再建屋ジョーの悲劇は、1960年代のアメリカが部隊です。

当時、再建屋として有名なジョーというプロ経営者がいました。

ジョーは、赤字の会社からスカウトされて経営を任されると、

わずかな期間にその企業を黒字化させる名人です。



そして、再建が終わると次の会社にスカウトされて転職します。

そうやってジョーはヘッドハンターの間で有名人となります。

まさにプロといった感じです。



ところが、ジョー再建した会社は、数年もすると必ず、

それまでよりもずっとひどい赤字に転落します。

徐々にそのことが公になり、からくりも暴露されて、

ジョーは再建屋ではなく会社を壊す経営者だという悪評が広まりました…。



結局ジョーは、表舞台から姿を消すことになりました。

これが、再建屋ジョーの悲劇です。



ジョーの会社再建のやり方は非常にシンプルで、

赤字企業の売上に合わせてコストをカットすることでした。

要は、売上規模に応じて人材を削減し、営業経費、販促費、広告費を削減し、

商品の品質も落とします。



賢明な経営者ならおわかりだと思いますが、これをやれば赤字の会社は

単年度で黒字化します。

黒字化した段階でジョーは、多額の報酬をもらって別の会社に転職するわけです。



ジョーが行なったことは、単なるコストの削減ではなく、

将来の投資の削減も行なっています。

人材を減らし、広告を減らすということは、その年の業績には

さして影響はありませんが、数年すれば大きなツケが回ってきます。



顧客から見えないところで、コストを削減し、サービスや品質を下げる方法は

たくさんあります。ジョーはこれをやったのです。



さてこの記事は、コロナ禍の日本企業はジョーの寓話と同じことを

実行しているのではないということです。

たとえば、コロナ禍で対面営業や訪問が減った分、大幅に営業コストが削減された

企業も多いでしょう。



さらには、非正規労働者を切り、不採算店を閉じ、不要不急な出張を抑制したはずです。

目先の生き残り策としては最適ですが、長い目で見た利益を犠牲にしています。

広告の神様デビッド・オグルビーは、不況になっても広告費を削減してはいけない

と言いました。

これに尽きますね。




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