昨年5月のゴールデンウィークと8月のお盆に、ふらっと金沢に行ってきました。
ほとんどノリです。
「今度の連休、どこに行く?」「えーっと、金沢!」「ホテル空いているか調べるよ」「空いていたんで、○月○日、一泊で予約しておいたよ」と、こんな感じです。
これが、宿泊日の1週間前位なので、まったく計画的ではありません。
最初にお伝えした通り、ノリ一発の世界です。
だいたい我が家はこんな感じ、というより、私がアバウトなので家族が私に合わせているというのが正解です。
これはこれで楽しいのですが、海外旅行や自動車以外の交通機関を使って行くような旅行だと通用しませんね。
一泊二日の小旅行だからノリでも実現するのです。
幸い私が片道300~400kmの距離ならば、自動車の運転が苦にならないので、これから新潟から仙台まで行けと言われれば、時間が許すのであればOKです。
ですから、福島、仙台、山形、埼玉、富山は、片道2時間~3時間半程度ですので、自動車で出張に行きます。
東京出張は、新幹線で2時間なので新幹線を使います。
さすがに、片道7の青森は自動車と飛行機、自動車と新幹線を使います。
愛媛出張は自動車と飛行機です。
家族には、長距離運転手がメインの仕事で、その合間をぬってコンサルティングやセミナーをやっていると言われています。
ランチェスター戦略の考えからすれば、県外出張は移動時間がバカになりませんし、人件費も交通費もかかります。
さらに、移動時間中は1円も売上を生むことはありません。
ですから、移動時間はなるべく少ない方がいいのです。
弊社クライアントで、「片道5分の地域」「会社周辺の3千世帯」などと、商圏を明確に絞
っている会社もあります。
中小企業は、このような商圏戦略を採用するのが正解です。
もし、商圏を広げたいのなら、商品単価やサービス単価が相当高額でなければ収支が成り立ちません。
ですから、商圏が広いのが一概に悪いわけではなく、高額の取引ができるのであれば大丈夫です。
ただし、ほとんどの商品やサービスは、相場というものがあり、極端に高い値決めをすることが不可能です。
先日、金沢に行った時、ホテルでテレビを見ているとニュース番組で、伊勢志摩国立公園の内にある穏やかな湾の中心に位置する島の特集をしていました。
この島は限界集落で、島に住んでいるのはわずか50人…。
あと10年も経つと住民がいなくなるかもしれない島のあるビジネスが注目されているというのです。
それは、この島にある「会員制寿司屋」です。
入会金250万円、年会費36万円…。
目を疑うような価格です。
そして、ヘリコプターで行って(ヘリ代別)、ヘリコプターで帰ってきます。
東京からVIPヘリで95分です。
ただ単に、金持ちの贅沢ではありません。
このような寿司屋だから、価値を認め、利用したくなる客層がいるのです。
その客層とは、世界のVIPの接待をしなければいけない人たちです。
時代はグローバルです。
情報もグローバルです。
ちょっとやそっとじゃ、誰も驚きません。
特に、世界を舞台に活躍するような経営者たちは…。
接待する側からすると、どうせお金を使うなら、思いっきり喜んでもらいたい、一生忘れられない思い出にしてもらいたいと思うでしょう。
たとえば、中国の不動産王や中東の石油王です。
ちなみに、この寿司屋は「鮨裕・禅」というお店で、
風光明媚な海の風景を臨む、わずか6席のカウンターしかありません。
地元の海女、漁師が獲る魚介類で寿司を握ります。
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