執念と情熱が、会社を倒産させる?!

世の中には、凄い人がいます。

「成功するまで絶対に諦めない!」「何度失敗しても、成功を信じてさらに燃える!」「何歳になっても情熱を失わない!」など、同じ人間とは思えない程の精神力と行動力を持ち合わせている人がいます。



たとえば、「チキンラーメン」や「カップヌードル」発明したことで有名な日清の安藤百福(あんどう・ももふく)さん。

NHKの朝の連ドラにもなったので、安藤さんのエピソードはすっかり有名になりました。



安藤さんがチキンラーメンを発明したのは48歳です。

決して若いとはいえません。

開発までは、1日平均4時間という短い睡眠時間で、丸1年間1日の休みもなく、たった1人で研究を続けました。



カップヌードルを発明したのはなんと61歳の1971年にです。

当時は袋に入ったインスタント麺が25円だったのに対し、カップヌードルは100円もしました。

ですが、価格のハンデを乗り越え大ヒットしました。



安藤さん曰く、「即席めんの開発に成功した時、私は48になっていた。

遅い出発とよく言われるが、人生に遅すぎるということはない。

50歳でも60歳からでも新しい出発はある。」と。

凄い情熱です。



この情熱の根源となるものは何でしょうか? 

非常に興味のあるところです。



先日、あるセミナーを受講していると興味深い話しを聞きましたので紹介します。



鹿児島県の沖永良部島(おきのえらぶじま)出身の「中川喜次郎(なかがわ・きじろう)さん」という人をご存知でしょうか? 

後に「照国海運」という会社を創業した人です。



中川さんが子どもの頃。母親が病気になりました。

当時、沖永良部島には医者が一人もおらず、医者は13㎞離れた隣の島にいました。

ところが、島には船がなかったのです…。

中川さんはしょうがなく、13㎞離れた隣の島まで泳いで渡り、医者を呼びに行ったのです。

残念ながらその努力は実らず、母親は亡くなってしまいました。



本人の手記によれば「この時、船さえあれば、母は助かったかもしれない」と思ったそうです。

それからというもの、とにかく船がほしいと思うようになりました。



そして、16歳の時、一生懸命働いて小さな船を買い、この船を使って海運業を始めました。

その後、日本有数の海運会社にまで育て上げました。

子どもの時、舟がなかったために母親を助けられなかった悔しさをバネにここまで成り上がったのです!

ところが、大成功者となった69歳の時、会社は倒産してしまいます。

負債は650億円です。

これが1971年の出来事です。



船に対する情熱が強いから成功したのですが、執着し過ぎて最後は船を増やし過ぎて倒産したのです。

当時、日本の海運業は頭打ちで、下火になりつつありました。

ほかの海運会社は船を減らしたりしていたのに、中川さんは逆に船を増やしたのです。

さらに、オイルショクも重なり倒産しました。

中川さんは、人の意見に耳を貸さなかったようです…。



このように考えると、人一倍執念が強いから成功するのですが、執念が強すぎて失敗することもあるわけです。

チェーン店やフランチャイズなども、急激に店舗を増やし過ぎて、失敗するケースは多々あります。



執念や情熱は、成功の条件のひとつです。

ですが、失敗の条件のひとつでもあります。

つまり、紙一重なのです。

成功するのも難しいですが、会社を存続されるのはもっと難しいのかもしれません。



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