「リスケ」という言葉があります。
リスケとはリスケジュールの略で「スケジュールを変更する」「計画を組み直す」 などの意味で使われる言葉です。 一般的に、計画や日時を変更するときに「予定を調整する」という意味で用いられます。
このリスケですが、信用も信頼もガタガタになる可能性を孕んでいます。
そこで今日は、危険なリスケについてわかりやすく解説します。
「来週のミーティングですが、予定が入ってしまったので、
リスケお願いしていいですか?」。
あなたもこのような経験があると思います。
もちろん、頼まれたことも頼んだことも…。
私も、どちらも経験がありますが、一度約束した予定を変更するのは好きではないので、 なるべくリスケがないようにしています。
理由は、リスケを直前にした依頼した場合、相手はその時間が空き時間となります。 つまり、相手の大切な時間を奪うことになります。 また、リスケは相手にスケジュール調整するための時間を使わせます。 もちろん、あなたもスケジュール調整の時間を使います。
このように、リスケは百害あって一利なしだといっても過言ではありません…。
特に、会社の顔である営業パーソンからのリスケ依頼は要注意です。
というのは、大型案件の商談が飛び込んできたという可能性が大だからです。
それ以外の理由も考えられますが、いずれにせよ、ほかの顧客の都合で
あなたとの約束がリスケされるのです。
もっとわかりやすく言えば、あなたとの取引額よりも、高額な取引額になりそうな商談が あるので、あなたとの商談は別の日にしましょうということです。
すべてがこの理由だけではありませんが、このような打算的な理由である場合もある ということです。
ほとんどのビジネスパーソンが大人の対応をしているので大事にはなりませんが、 本当の理由を知ったら怒りが込み上げてきます…。
リスケを依頼する際 「別件が入ってしまって、明日の商談を移動してもらえないでしょうか?」 「急な用事が入ってしまって、リスケお願いできますか?」 などのお願いをされます。
当たり前のようにこのようなことを言っていますが、これは大変おかしな現象です。
「別件が入ってしまった」「急な用事が入ってしまった」
という意味は、
「別件が勝手に入った」「急な用事が勝手に入った」
ということです。
別件だの、急な用事は
勝手には入りません。
つまり、リスケの理由を「別件」や「急な用事」のせいにして責任転嫁しているのです。 正確には、「別件を入れたので、リスケをお願いします」「急な用事を入れたので、リスケをお願いします」です。 暗に、あなたとのアポイントは、重要ではないよと言っているわけです…。
「営業パーソンだから、取引額が高額になりそうな商談を優先するのは当たり前だろう」 という人もいるでしょうが、人としてはどうなのでしょうか?
もちろん、人の命に関わること「通夜、葬儀」「病気、入院」などの場合は、 しょうがないです。
日刊工業新聞の元新潟支局長だった故・大西勇さんは、 常々「先客優先(せんきゃくゆうせん)」と言っていました。
先客優先とは、先に予定を入れた人が優先で、事の大小でリスケをしてはいけない
ということです。
理由は、リスケは信用や信頼に大きく関わるからです。
1回ならまだしも、2回、3回もあると、あなたの信用や信頼は大きく揺らぎます。
これは、対顧客だけではなく、社内でも同様です。
社長が社員と一緒に行うミーティングや会議をリスケすることも多々あります。 社長は忙しいからリスケや欠席もあるでしょうが、社員からの信用や信頼は 失われていることだけは確かです。 ●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。
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