「どうしたら成功できますか？」という質問を受けることがあります。この質問は人間にとって、永遠の課題だともいえます。ひとことで言えるくらいなら、誰も苦労しません…。そこで今日は、成功するための必要条件をわかりやすく解説します。
小学生や中学生の頃を振り返ってみると、ものすごく頭が良い、ずば抜けて運動神経が良い同級生がいたと思います。もちろん本人の才能もあったのでしょうが、本人の努力も大きかったのだと思います。
では、このような同級生は現在、どうなっているでしょうか？ 一概には言えませんが、一般的な会社員になっているケースが多いのではないでしょうか。さらに、有名大学へと進学した高学歴の人も多くいます。彼らがすべて成功しているかと言えば、決してそうではありません。これが現実です。
成功と言う定義にもよりけりですが、一般的に成功といえば、「物事を目的通りに成し遂げること」「物事をうまく成し遂げて、社会的地位や名声を得ること」などを指します。また、何十億ドルものお金がある人やベストセラーを何冊も出した人、あるいは国のリーダーなども成功者として考えられます。
大リーグで活躍している「大谷翔平」選手、女子プロテニスで活躍している「大坂なおみ」選手、タレントの「タモリ」「マツコ・デラックス」「木村拓哉」など、様々な分野で、様々な人が成功者と思われています。
私たちが考える成功者は…
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●才能に恵まれている
●学歴がある
●運がよかった
●人脈を持っていた
●両親がお金持ちだった
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などの条件に恵まれている人を想定しがちです。
ですが、本当にそうでしょうか？
もちろん、これらも成功するためには重要な要素ではありますが、決定的な要因にはなりません。つまり才能、学歴、運、人脈、お金よりも、はるかに大切なものがあるということです。
アメリカの第30代大統領カルビン・クーリッジは、「世の中で粘り強さに勝るものはない」と語っています。才能があっても失敗者は大勢います。天才であっても報われない天才は大勢います。高学歴であっても高学歴の落伍者は大勢います。
ですが、「粘り強さがあれば、決意したことは何でもできる」と言っているのです。粘り強さというメッセージこそが、人類の問題や課題を解決して、世の中の発展や進歩に寄与してきたのは事実です。
人類初の有人飛行に成功したライト兄弟でさえも、何度も何度もチャンレンジして失敗すると「やはり空を飛ぶのは無理かもしれない」と、周囲の人に漏らしていたそうです。それでも、有人飛行に成功したのは、決して諦めることなく、粘り強くチャレンジしたからです。
このように、どんなにすごい才能があろうと、粘り強さを持ち合わせていなければ成功できないというのが本当のところです。理由は簡単です。用意周到に準備をしても、自分の思い通りに進まない事がほとんどだからです。
何の障害もなく夢が実現することなど、あり得ません。だからこそ、失敗しても、失敗しても、諦めずに粘り強くチャレンジすることが大事なのです。
ところが私たちは、才能を磨いたり、学歴を得たりするための教育は受けますが、粘り強くなるような教育は何ひとつとして受けていません。やはり、人生で大切なことは学校では教えてはくれないのです…。ということは、自らで学び、自らで実践して、身に付けるしかないということです。
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