「礼儀正しい人」「挨拶がきちんとできる人」「いつも笑顔で接してくれる人」「いつもピカピカで綺麗な会社(新しいとか古いとかではありません)」など、これらは一見、仕事の中身とは関係ないようですが、実は大きな関係があります。
初めての会社やお店から商品やサービスを購入するのはある意味賭けのようなものです。
なぜならば、どんなに評判がよくても、本当のところ購入して使ってみないとその商品やサービスが良いのか悪いのかがわからないらです…。
ですから、初めての会社やお店から商品やサービスを購入するのは、本当に商品やサービスが良いのではなく、良さそうだと感じるからです。
使う前に良いのか悪いのかはわかりません。
「お客様の声」「モニター価格」などは、このようなお客様の不安を軽減、または解消させるためにあるのです。
そのほかにも、お客様の不安を払拭するための方法はあります。
その方法は、「権威」を利用します。
その商品やサービスを著名人が愛用していたり、大学教授などのお墨付き、公的な検査機関の実証データなどです。 通信販売大手の「通販生活」は、文化人をテレビCMや広告に登場させることによって、上手く権威づけの効果を活用しています。
芸能人ではなく文化人だというのがポイントです!
先日、創業50年以上のある企業の二代目社長と話をしていると、「あいさつ」の話題になりました。
私は毎月50社以上の企業を訪問します。
そうすると、礼儀正しくあいさつができる企業と、できない企業を目のあたりにします。
そこに、「社格(しゃかく)」を垣間見ることができます。
社格とは、人格の組織版です。
人格とは「すぐれた人間性。また、人間性がすぐれていること。」を言います。
社格とは「会社の位置づけ、会社のその業界におけるランキング、または会社の風格。」とあります。
以前、知り合いの経営者が、ある業界で名の知れた新潟県内の会社を訪問しました。
感想を聞くと「弊社とは社歴も違うし、社会的なポジションも違う。また、社員の人間性も素晴らしい。これを社格が違うっていうのだろうなぁ…」と言っていたのを思い出しました。 社員数は知り合いが経営する会社の方が多いのですが、そこで働く社員の意識、社内の雰囲気や社風は、比較にはならない程、上品なんだそうです。
実は私も、その会社を2回程、訪問したことがあります。
1回目の訪問の際、その対応、あいさつに感心しました。
私と妻の二人で、その会社を見学させてもらったのですが、帰り際に車に乗り込みました。エンジンをかけて、その会社の敷地を出ようとした時、車のルームミラーを見ると、対応してくれた男性社員がまだ頭を下げてお辞儀をしていたのです。
これには驚きました。
ここまで丁寧なあいさつをする会社に出会ったことがなかったからです…。
恐らく、ほとんどの人が体験したことがないはずです。
「礼儀正しいあいさつができても、業績が伸びるわけじゃあるまいし…」と思ったあなた、それは間違いです。
礼儀正しいあいさつができれば、業績は伸びます。 なぜならば、特に新規のお客様の場合、良さそうだと感じる商品やサービスを購入します。好感の持てるあいさつができる企業は、商品やサービスも良いと思ってしまうのが人間なのです。
単純な理屈です。
最初の購入は、商品やサービスそのもので判断できないので、それ以外のところで判断するしかありません。
一番わかりやすいのが、あいさつなのです。
そのほかにも、「笑顔」「姿勢」「明るさ」なども大きく影響を与えます。
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