新潟県三条市で仕事があると、年に2~3回ですが、「正広食堂」でお昼を食べます。
正広食堂は、「カレーラーメン」と「餃子」が有名です。
今から20年前までは、三条市でカレーラーメンを提供していたのは、わずか数店しがありませんでした。
ところがその後、カレーラーメンを三条市の名物にしようという動きが商工会議所を中心に活発化し、いつのまにか三条市内の約70店の飲食店がカレーラーメンを提供するようになりました。
三条市はカレーラーメンの発祥の地と言われ70年の歴史があります。
そのほかに、北海道発祥説と千葉発祥説があるようですが、本当のところはわかりません…。
今から約15年前まで、私は三条市の「本寺小路(ほんじこうじ)」という飲食店街に住んでいました。
歩いて1分のところに正広食堂がありました。
現在は移転して広い店舗になりましたが、移転前はご夫婦でやっていた小さな店でした。
息子さんの代になり、郊外に大きな店を構えました。
残念ながら移転してからは利用する機会も滅多になくなりました。
その後、新潟市に引っ越しからは、益々利用する機会がなくなりました。
そんなことで、三条市に行った時に、正広食堂のことを思い出したら利用する程度になりました。旧店舗の頃は、本当によく利用していたのに…。
正広食堂は、カレーラーメンも餃子も美味しいのですが、私がおすすめするのは、「お昼のサービスランチ」です。
これは、醤油ラーメンとカレーライスのセットで、日本人男性が大好きな組み合わせだと思われます。
これに、焼肉が加わったら大変なことになります。
価格も大変リーズナブルで、なんと650円なのです。
今の時代に考えられないような価格です。
そういえば、同じ三条市に「中華そば哲ちゃん」という店ができたそうです。
ここは、厳選した醤油が味の決め手の「中華そば」と、ラーメンスープとチャーシューで作るスパイシーな「カレーライス」』も人気なんだそうです。
そして、中華そばもカレーライスも食べたいという人におすすめなのが、「中華そばカレーライスセット」です。ちなみに価格は950円です。
正広食堂に比べると300円高いことになります。
お店の看板には、「ラーメンも食べたい、カレーも食べたい」と書いてあります。
中年男性の心をよく捉えたキャッチコピーです。
野球にたとえれば、長嶋茂雄と王貞治と一緒に写真を撮ったようなものです。
満足度は相当高いですね。
「ラーメンにしようかな? それともカレーにしようかな?」と悩んでいる人は、迷わずラーメンとカレーライスのセットですね。
このようなセットがあると助かります。
正広食堂はサービスランチのほかにも、「ラーメンと唐揚げのセット」「ラーメンとカツ丼のセット」「ラーメンと麻婆丼のセット」などがありましたが、圧倒的にリーズナブル価格だったのが、650円のサービスランチです。
人気商品と人気商品を組み合わせるという、ビジネスとしては禁じ手なのかもしれません。
というのも人気商品なので単品でも売れます。
それをわざわざ組み合わせて、しかもリーズナブル価格で提供するのですから、もったいないというか…。
お客様の立場になってみると、非常に魅力的です。
欲張りなお客様もいらっしゃいますし、何を買おうかと悩んでいるお客様もいらっしゃいます。
そんな時は、人気商品と人気商品のセットで!
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