人生100年時代に於ける仕事との関わりとはどのようなものでしょうか?
昔は60歳になれば定年を迎えるというレールがあったわかですが、
今は定年を延長していますので、一般的には65歳が定年の企業が多いようです。
ですが現実は、65歳以降も嘱託で働き続ける人も多くいます。
企業側も人材採用が思うようにいかないので、定年だからといって
退職してもらうわけにはいかないというのが本当のところです。
そこで今日は、中高年やシニアに仕事観についてわかりやすく解説します。
中高年やシニアという言葉を聞くと、自分が中高年なので何とも思いませんが、
若い人が聞くと概ねネガティブな意見が多いでしょう。
ネットで検索すると、中高年に関すると調査が多数掲載されています。
たとえば、50代以上の男女に行った調査では、
どの年代でも「あと10年仕事を続ける」がトップで、
就業年齢は上昇傾向にあることがわかります。
また、現在働いている人に「何歳まで仕事を続けたいか」と質問したところ、
50代は75%が「60代まで仕事を続ける」と回答しました。
60代では51%が「70代まで仕事を続ける」、
70代以上では53%が「80代以上まで仕事を続ける」と、
いずれの年代でも半数以上の人があと10年近く働きたいと考えていることが
わかりました。
いずれにせよ、働きたいという人が多くいるということは、いいことだと思います。
先日、84歳にして人材紹介ベンチャー「CEAFOM(シーフォーム)」を経営している
郡山史郎さんのインタビュー記事を読みました。
この記事の内容は中高年労働についてでした。
かつては、定年を迎えると「こんな仕事いやだ」「給料は下げたくない」と
考える人が多かったそうですが、
現在は「給料が安くてもいい」「仕事が面白い会社を希望したい」
と希望する人が多くなったと言います。
そして、ほとんどの中高年に共通する3つの特徴があります。
「安い」「休まない」「辞めない」です。
「安い」というのは、生活コストが抑えられるということで、
若い世代と比較するとシニアは生活が安定しています。
住宅ローンを返済して、子ども自立したので、必然的に支出が減ってきます。
若い人はファッションやレジャーなどにお金を使いますので、支出が高くなります…。
また、子育てにもお金がかかります。
ですから高い給料が必要です。
ですが60歳を過ぎると生活コストは減ってきます。
食べる量もお酒の量も減ります。
「休まない」というのは、やることが少なくなってくるので、仕事を休む必要が
なくなります。
若い頃と比べると行事やイベント、用事が圧倒的に少ないのです。
「辞めない」というのは、今勤めている仕事を辞めたら、再就職が難しいですから
すぐには辞めません。
郡山さんは中高年の特徴である「安い、休まない、辞めない」は現代企業が求める
理想の人材像であると言います。
中高年は見事に当てはまります。
さらに、人生の前半は「競争の社会」、人生の後半は「共存の社会」という
位置づけをしています。
前半は、最前線で目いっぱい仕事をして、競争をして、出世を目指せはいいのです。
ですが、後半は競争をするステージではないので戦う必要はありません。
戦わないからといって、仕事がないわけではありません。
たとえば、プロ野球選手としてレギュラーとして活躍してきた人が、
引退後はバッティングピッチャーやグラウンド整備の仕事をしているケースがあります。
現役時代に比べれば給料は少ないかもしれませんが、選手に気持ちよく活躍
してもらうためのサポートと考えれば、やりがいのある仕事です。
そして、このような縁の下の力持ちのような仕事ができる人材が中高年には多くいます。
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