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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

自己暗示はどのくらい効果があるのか?


人間は自己暗示にかかりやすい動物なのかもしれません。

物事が上手くいく人は、自己暗示をかけているような気がします。そこで今日は、自己暗示効果についてわかりやすく解説します。



かれこれ20数年前のことになりますが、病気になりたくて病気になった友達がいました。

新潟県外に嫁いだのはいいが、結婚生活に疲れて嫌になったそうです。そこで考えたのが、病気になって今の生活から逃避しようという作戦です。



具体的にどのようなことをやったのかは聞きませんでしたが、しっかりと(?)病気になって入院したそうです。その後、離婚して新潟に帰ってきました。偶然だといえばそれまでですが、一概にそうとも言えません。多くの人が前向きに考えれば良い結果が、後ろ向きに考えれば悪い結果が出ると言っています。私もその通りだと思います。



自分自身では、決してポジティブな思考をしていると思ってはいません。

理由は、ついネガティブなことを考えてしまう性格だからです。ですが、ネガティブなことを考えるとすぐにポジティブな思考に切り替えることができます。



その昔は、ネガティブなことばかり考えていて、3ヶ月間も部屋に引き籠もったこともあります。そこで、ネガティブな考えが浮かんだら、すぐにポジティブの考えで塗り替えることを意識するようにしました。一種のトレーニングです。



天才コピーライターのひすいこたろうさんの著書『3秒でハッピーになる名言セラピー(ディスカヴァー)』におもしろいエピソードが紹介されています。



心理学を楽しく教えてくれる衛藤信之(えとう・のぶゆき)さんの話です。

ひすいさんは衛藤先生に半年間学んでいたそうですが、 「鬱になる方法」を教えてもらったそうです。



衛藤先生は学生のころ、 アメリカの大学で心理学を学んでいました。

その大学にはこんな先生がいたそうです。「鬱になったこともない私が、 鬱の人の気持ちが わかるわけがない」 と、その先生は鬱になる方法を模索しました。試行錯誤の結果、 先生はついに鬱になる簡単な方法を発見したのです。 あることを3ヶ月続けると、どんな人もほぼ間違いなく鬱になることがわかったのです。


その方法とは、1日1,000回ため息をつくことです。

簡単そうでなかなか難しいと思います。1日16時間起きていたとします。1時間に62.5回のため息をつかなければいけません。ということはおおよそ1分間に1回のため息です…。

1日何も予定のない人ならばともかく、仕事の予定が入っているとなかなか難しいかもしれません。1,000回連続でため息をつくという手もありいますが…。



衛藤先生は、見事に1日1,000回のため息を3ヶ月続けました。

見事に鬱になりました。この方法を使えば、誰でもが鬱状態になるそうです。そして、鬱になって、授業にも学会にも顔を出さなくなってしまったそうです。生徒たちがかけつけると、 先生は気だるそうにこう言ったそうです。 「学会なんて出たところで意味ないだろう」と。正真正銘の鬱状態です。



ですが、生徒たちの必死のカウンセリングのおかげで、 なんとか鬱を脱出しました。

そして、その先生は鬱が治っていくプロセスで博士号をとったそうです。



ため息1日1,000回を3ヶ月続けることで鬱になるのは一種の自己暗示です。

ため息という行動が伴っているので強力です。だったらこの逆、毎日笑顔で過ごせば幸せになり、楽しくなります。簡単です。笑えばいいんです。 幸せだから笑ってるんじゃない、 笑ってるから幸せになるんです!ぜひ、実践してください。良いことが起こります!




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