良い上司になるための条件とは何か?

更新日:8月7日

ここ一年で、リモートワークやテレワークが浸透しました。

そこで注目されているのが、マネジメントです。

改めて上司としてのリーダーシップを考えさせられた人も多いことでしょう。

そこで今日は、良い上司についてわかりやすく解説します。



リーダーシップの条件を問われれば、一般的に「指導力」「統率力」などと表現されます。ある目標を達成するために、個人やチームに対して行動を促す力のことを指します。

基本的なポイントは以下の3点です。

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①目標達成のためのビジョンを示す

②ビジョンが実現するように、スタッフのモチベーションを維持しながら励ます

③ビジョンを実現するにあたって問題となる部分を解消する

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また、ピーター・ドラッカーが提唱したリーダーシップ論では、

リーダーとはカリスマ性とは関係がなく、人々が自ら「つき従う」ことだとしています。



ドラッカーはリーダーシップについて、 ①リーダーシップは生まれ持った資質ではなく「仕事」である

②リーダーシップは地位や特権ではなく「責任」である

③リーダーシップは「信頼」である

と語っています。



私は仕事柄、リーダーシップの本や記事を読みますが、 先日興味深いリーダーシップ論を見つけました。

それは、雨宮紫苑さんというドイツ在住のフリーライターの 「リーダーシップを養う前に、まずはいい部下を目指したほうが良いのでは?」 という記事です。

私はこれを読んで妙に納得しました。



この記事によれば、リーダーの役割の中で「部下の話をちゃんと聞く」、 つまり「傾聴する」ことがあります。

Googleでは、リーダーはコーチングができなけば務まりません。

コーチングのベースは傾聴ですから、大変重要なスキルです。

雨宮さんは、傾聴がリーダーシップの要件であるならば、 「上司に率直に伝える」ことは有能な部下の要件であると言っています。



とかく組織論になると、上司の能力が注目されがちですが、 組織は上司だけで成り立っているわけではありません。

むしろ、部下がいなければ実務が回らないという事実に目を向けなければいけません。

いぜれにせよ、組織は上司と部下が共同で仕事を行います。

ですから、上司も部下も大切なのです。



雨宮さんは「いい部下になれなければ、いい上司になれない」と言っています。

わかりやすく言えば「上司に上手く使ってもらえない人が、部下を上手く使うことは無理」ということです。

上司の指示を理解できない部下が、的確な指示を出せるとは考えにくく、

自分の状況を報告できない人が、他人の状況を把握できるわけがありません。

極論から言えば、他人に指摘やお願いをできない人が、

全体の指揮を執れるわけがないということです…。



リーダーシップについては、古今東西、すべての経営者が悩んているといっても

過言ではありません。

そして、リーダーシップ論の多くは部下不在です。



ですが、至極当たり前に考えれば、リーダーシップの根源にあるのは、

部下として上司に上手く使ってもらうことです。

この経験がないと、上司と部下が上手く噛み合いません…。

有能な上司になるには、有能な部下でなければ無理だということです。



今の日本では、リーダーや上司ばかりに焦点が当たりますが、

有能な部下になるためのマインドやスキルを磨くことも重要です。

有能な部下とは、上司の考えや指示を理解して仕事をすることと、

仕事の現状を正確に上司に伝え、チームとして働くことです。

ただし、上司が真摯な人でなければ、部下としての能力を向上させることは

難しいのが現実です…。



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