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議論に勝つ最善の方法はこの世にただひとつ!

世の中は人間と人間とのコミュニケーションで成り立っています。 商品やサービスを販売するのも、選挙で当選するのも、「相手を説得する」「相手の意見を変えさせる」などのコミュニケーション術が重要になります。 ここ数ヶ月、新型コロナウイルスの件で、政治家は非常時の対策に追われました。 これとて、国民にコロナ対策を理解してもらったり、国民の意見を変えさせたりと、交渉術やコミュニケーション術が重要です。 特に政治家は伝える技術が重要ですし、もちろん経営者も重要です。

人間関係にヒビが入るのは、個人の価値感や社会の価値観が異なっていたり、考え方や意見の食い違いからです。 日常茶飯事に起こるのは、言った言わないの口論です。 発端は小さなことでも、徐々に対立が激しくなり、後々戦争が起こったりします…。夫 婦間、家族間、友達間、会社間、地域間など、争いの火種はそこら中にありますから、注意しないといけませんね。

では、このような争い事をなくすことはできないのでしょうか? 争い事というのは、とにかくマイナスのエネルギーを使います。 そして、心身ともに消耗してしまいます。そんことが数日間続いただけでも、体調に支障をきたす場合もあります。

滅多にありませんが、一触即発の状態であっても、波風が立たないように上手く話をまとめる人がいます。

このような人がいれば問題はありませんが、収拾がつかなくなることもあります…。 アメリカの作家で教師、自己啓発、セールス、スピーチなどの対人スキルを開発した「デール・カーネギー」は、あるパーティに出席した時に、議論に勝つ最善の方法学んだといいます。

カーネギーはパーティで、ある男性と引用句について、出典が聖書かシェイクスピアかで議論になりました。そのことに確信があったカーネギーは、出典はシェイクスピアであると主張しました。 すると相手は、「これは聖書の言葉だ!間違いない!」とたいへんな剣幕で詰め寄ってきました。それを見ていたカーネギーの友人は、「確かに聖書です」と相手の肩を持つ発言をしました。 この友人はシェイクスピアのことを研究していたので、カーネギーは大変驚きました…。

不審に思ったカーネギーは友人に確かめると、なんと「もちろん出典はシェイクスピアさ」と答えました。 続けて、「でもめでたいパーティーの席でなぜ人の間違いを証明しなければならないんだ。証明すれば相手に好かれるのかね?」と…。

この出来事によりカーネギーは、議論をしても何の意味もないことを悟り、「議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしかない!」という結論に達しました。 その方法とは、「議論を避ける」ということだったのです。

相手を論破するまで行うような議論は、必ずしこりが残ります。 負けた方は気分な悪いですし、勝った方も手放しで喜ぶわけではなく後味の悪い結果となりあす。 そもそもこれでは、人間関係が築けるとは思えません。 これは齋藤孝さんの著書「齋藤孝が読むカーネギー『人を動かす』 22歳からの社会人になる教室』に掲載されていた話です。

今から思えば22歳の時の私は、相手を論破してやろうとギラギラしていました。 夜中まで議論(口論?)となって、後味の悪い朝を迎えたことも何回もあります。 いくらこんなことをやっても自己満足感だけで、生産性はまったくありません。 そして、相手は嫌な気分になるだけなのです。

10人いれば10通りの考え方があります。 もしかしたら、100通りの考え方があるかもしれません。

相手の考え方や意見を論破しようすると人間関係は悪くなりますが、相手の考え方や意見を承認すれば人間関係がは良くなります。 ●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。


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