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質問の出ない商談は73%失注


営業の現場で、特に若手営業マンが陥りがちなミスの一つに「質問がない=商談が順調」という誤解があります。これは一見、顧客からのフィードバックがないため、問題がないように見えるかもしれませんが大きな間違いです。そこで今日は、質問の出ない商談は73%が失注をわかりやすく解説します。



「質問はありませんか?」と伝えると、「特にありません」と言われたり、会話が途切れることがあります。こんなとき、あなたはどう感じますか?実は「問題なし」と早合点しがちになりやすいのが現実です。しかし、ちょっと待ってください!顧客の沈黙は、本当に“納得”のサインなのでしょうか?

顧客が何も質問してこないのは、すべてがクリアになっているからではなくl数々の疑問や不安を心に抱えているサインかもしれません。


ここで、セールスフォース社の2022年の調査結果を紹介します。

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■商談中に質問がなかったケース:73%が契約不成立

■積極的に質問を引き出したケース:成約率が平均2.1倍に上昇

■質問回数と成約率の相関:質問が5回増えるごとに成約率が15%上昇

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実は、お客様の心の中には、

「営業マンの説明が早すぎて、理解できない…」

「専門用語が多くて、何を質問したら良いか分からない…」

「この場で質問して、担当者を困らせたくない…」

など、様々な不安や疑問が渦巻いているかもしれません。


私自身も、過去の苦い経験から、このことを痛感しました。 大型契約目前、お客様は静かにうなずくばかり…。 「これは受注だ!」と確信したのも束の間、蓋を開けてみれば契約は白紙に戻っていました。後からわかったのは、顧客はいくつかの重要な点について、疑問を抱えたままでした。 私は、顧客の沈黙を“納得”と勘違いし、疑問を解消する機会を逃してしまったのでした。


沈黙は金なり、という言葉がありますが、営業において沈黙はむしろ“不安”のサイン。 顧客が安心して前に進めるよう、私たち営業マンは、

「今の説明で、わかりづらい点はございませんか?」

「特に○○の部分は、疑問を持たれる方が多いのですがいかがでしょうか?」

など、具体的な質問を投げかけ、お客様の“心の声”を引き出すことが重要です。


ここで、「質問の引き出し」の3ステップ技法を紹介します。


1.具体的な懸念点の提示の例文 「多くのお客様は導入コストを気にされますが、いかがでしょうか?」

2.未来志向の質問の例文

「1年後、この製品をどのように活用されているイメージですか?」

3.選択肢の提示の例文

「A案とB案、どちらがより貴社のニーズに合うと思われますか?」


商談でのポイントは、

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■商談前:想定される質問リストを最低10個用意する

■商談中:15分に1回は具体的な質問を投げかける

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このように、沈黙の向こう側には契約成立への鍵が隠されています。 顧客の本音を引き出す勇気と技術を磨き、成約率を飛躍的に向上させてください 新人・若手営業マンのバイブル『60秒で学べる営業スキル大全集』発売中!

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