もう10年以上前から日本の食料自給率が問題になっています。 時々、メディアでも取り上げられます。実は、食に関することで食料自給率よりも危惧しなければいけないことがあります。そこで今日は、日本の食についてわかりやすく解説します。
農林水産省が「世界の食料自給率」を発表しています。
カロリーベースと生産額ベースでのデータを紹介します。( )が生産額ベースです。
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●カナダ…266%(123%)
●オーストラリア…200%(128%)
●アメリカ…132%(93%)
●フランス…125%(83%)
●ドイツ…86%(62%)
●イギリス…65%(64%)
●イタリア…60%(87%)
●スイス…51%(50%)
●日本…37%(67%)
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日本の食料自給率が37%と言われているのはカロリーベースのことで、生産額ベースになると67%になります。そでも高いとは言えません。これに追い打ちをかけるように、種の自給率はもっと低く、10~20%だという事実を知りました。下仁田ねぎ、東京べか菜、小松菜などの種でさえ、日本で採られていないものがたくさんあるそうです。
2012年12月25日の朝日新聞には「国産野菜、種は外国から」という記事が載ったそうです。日本の種苗会社が国内で採種している種の割合は、わずか1~2割程度です。つまり、種を輸入しているということです。
では、種の自給率が低いとどのようなリスクがあるのでしょうか?
まず国内で採種しない理由として「土地が狭い」「雨が多い」「人件費と採種にかかるコストが高い」の3点が挙げられます。その結果、海外で採種した方が安くなるので国内採種が減り、さらに採種面積も年々小さくなっています。
このまま種の自給率が低いと、以下のようなリスクが考えられます。
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■種を輸入できなくなったら、農地や農家がいても、食物を作れない
■輸出国に種の価格を値上されたら、食料価格が上がってしまう
■遺伝子組み換えなど危険な種しか輸出してくれなくなったら、 遺伝子組み換え農作物を育てることになってしまう
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国民の健康や命を守るには、安全な食料が必要です。
そのためには、安全な種が必要です。それなのに種の自給率が10%というは、日本はかなり危ない状況だということです。
「まんまる農園」のブログには、まずは人任せにしないこと、国任せ、農家任せ、種屋任せにしないことを訴えています。生きるために大事なことは自分でなんとかしよう、自立しようという意識が重要だということです。 ■まんまる農園
じゃあ、私達は何をしたらいいのでしょうか。
答えは簡単で、自分で種を採ればいいということです。やってみればとても簡単なんだそうです。種屋のように、厳密に交雑を避ける必要がないので、庭や菜園でも十分種を採れるとのことです。種さえあれば毎年食物を育てることができますし、自分で種を採れれば種リスクを回避することができます。 ●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。
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