高いと言われた時の対処方法
- 社長の大学★長谷川博之
- 2024年4月2日
- 読了時間: 3分

営業マンなら誰しもが、見積りを提示したら顧客から「高い!」と言われた経験があるだろう。「高い!」と言われると、なかなか反論ができない、対処ができないという営業マンも多い。そこで今日は、高いと言われた時の反論トークについてわかりやすく解説する。
まず、明確にしておかなければいけないことは、高いと言われる理由だ。
大きく分けると、①予算がなくて高いと感じるのか、②商品やサービスの価値を感じられずに高いと感じるのかだ。前者の場合は、支払い方法のオプションや値引きが考えられるが、営業マンなら値引きは回避したいところだ。後者の場合は、より価値を伝えるための工夫をすることが考えられる。高いと言われる理由は、この2つがあることを留めてほしい。
では、様々な反論や対処方法を紹介する。
まずは、「商品価値の再定義」だ。 高価である理由を再び強調し、商品やサービスの独自の価値も強調する。たとえば、独自の技術、特別なデザイン、長期的なコスト削減などを具体的に説明することで、価格に対する捉え方を変えることができる。
次は、「カスタマイズオプションの提案」だ。
顧客のニーズに合わせて製品やサービスをカスタマイズすることで、価格の柔軟性を示す。これにより、顧客は自分たちの予算に合わせて、必要な機能だけを選べるようになる。
3番目は、「パートナーシップの提案」だ。
顧客と長期的なビジネス関係を築くことを提案する。たとえば、長期契約を結ぶことで特別な割引やサービスを提供するなど、スポット的な取引ではなく、お互いに利益をもたらすパートナーシップを目指すことができる。これが承諾されれば、長期的な売上が確約できる。
4番目は、「無料トライアルやデモの提供」だ。
実際に製品やサービスを体験してもらうことで、その価値を実感してもらう。これにより、顧客は価格に見合う価値があると感じる可能性が高まる。
5番目は、「競合他社との比較」だ。
競合他社の商品やサービスと比較して、自社の提供する付加価値を強調する。これは、顧客に対して他社のオプションと比較しても、自社商品の方が優れているという点を理解してもらうのに役立つ。
6番目は、「分割払いやファイナンスオプションの提供」だ。
支払い方法の柔軟性を提供することで、顧客が支払いをより簡単に行えるようにする。これにより、初期投資の負担を軽減し、購入決定を促進することができる。
7番目は、「予算のヒアリング」だ。
ストレートに「御社の予算はいくらでしょうか?」と質問する。そして、予算に合わせた別のプランを提案するという理に適った方法だ。
この中で馴染みの少ないのが、3番目の「パートナーシップの提案」だろう。
そこで、トークスクリプトを紹介する。
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私たちの商品の価格についてのご懸念、承知しました。
しかし、私たちはスポットの取引先としてではなく、
長期的なパートナーとしてお客様との関係を築きたいと考えています。
そこで、私たちの商品を定期的にご利用いただくことで、
特別な価格設定や優先的なサポートを提供することを想定しています。
たとえば、長期契約をご検討いただければ、
通常価格よりも割引を適用することが可能です。
また、市場の変動に関わらず、固定価格でご提供します。
パートナーシッププランを作成し、
具体的な数字や条件を含めた提案をさせていただきます。
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このようなスクリプトで、パートナーシップの提案をするといいだろう。
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