100歳時代!シニア起業増加
- 社長の大学★長谷川博之
- 1月8日
- 読了時間: 3分

最近、異業種交流会などで見かける起業家の顔ぶれが変わってきたことに気づいていませんか?そう、シニア層の起業家が増えているのです。かつては若者のものと思われていた起業の世界に、豊富な経験と知恵を持つシニア世代が新風を吹き込んでいます。そこで今日は、シニア世代の起業についてわかりやすく解説します。
2023年の調査によると、新規起業家の平均年齢は48.4歳。50代以上の割合が増加し、70代以上も6%を占めるようになりました。この現象は、単なる偶然ではありません。要因として考えられることは…
①人口高齢化と長寿化:100歳時代を迎え、定年後の人生が長くなっています。
②経験と人脈の蓄積:シニア層は長年のキャリアで豊富な経験と人脈を持っています。
③政府の支援策:起業支援政策により、資金調達や実務サポートが充実しています。
④働き方の多様化:従来の雇用形態にとらわれない柔軟な働き方が社会に浸透しています。
⑤経済的な必要性:年金だけでは不十分な場合、収入を補う手段として起業を選択する人もいます。
このような背景を理解しつつ、シニア世代の起業家をサポートすることも、社会として重要なことです。今後の展開予測としては…
●シニア起業家向けサービスの拡大
コンサルティング、融資、教育プログラムなどが増 加するでしょう。
●世代間コラボレーションの増加
若手起業家とシニア起業家のパートナーシップが増えると予想されます。
●社会課題解決型ビジネスの台頭
シニアの経験を活かした社会貢献型の事業が増加するでしょう。
●デジタル活用の進展
ITリテラシーの向上により、テクノロジーを活用した起業が増えると思われます。
●失敗リスクへの対応策の充実
起業の失敗による老後の困窮を防ぐためのセーフティネットが整備されるでしょう。
一方、シニア起業家を見込客とする営業マンの視点では、このトレンドは大きなビジネスチャンスです。しかし、シニア起業家の多くは慎重で、リスクを懸念しています。そのため、彼らのニーズに合わせた丁寧なアプローチが必要です。
■信頼関係の構築
経験豊富なシニア層に対しては、営業マンの誠実さと専門性が重要です。
■小規模からのスタート提案
リスクを最小限に抑えた商品やサービスを提案することが有効でしょう。
■ネットワーキングの機会提供
異業種交流会のような場を提供することで、 シニア起業家が新たなビジネスチャンスを創出できます。
■継続的サポート
起業後のフォローを重視し、長期的な関係構築を目指すことが喜ばれます。
■専門家との連携
税理士や法律専門家などとのネットワークを持ち、 総合的なサポートを提供できると喜ばれます。
シニア起業は難しい面もありますが、適切なサポートと慎重なアプローチがあれば、十分に成功の可能性があります。営業マンとしては、この市場の潜在的な大きさを認識しつつ、個々のシニア起業家のニーズに合わせた細やかな対応を心がけることが重要です。
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