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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

2022年 理想のリーダー像


21世紀に入ったばかりの頃は、「20世紀と何も変わっていない…」と思っていましたが、あれから22年が経った今、振り返ってみると大きく変化しました。それに伴い、日本を引っ張るリーダー像も変化しました。そこで今日は、2022年、理想のリーダー像をわかりやすく解説します。

最近、「ハゲタカ」という企業買収ドラマの再放送をやっているのでハマっています。

日本を代表する企業「大空電機」の買収が舞台ですが、大空電機の創業者は大木昇三郎。彼はカリスマ経営者と呼ばれ、明らかに松下幸之助をモデルにしてキャラクターが考えられたと思います。まさに、高度成長期の象徴です。



現実の社会には当時、松下幸之助のほかに、盛田昭夫、豊田喜一郎、稲盛和夫、本田宗一郎などそうそうたる経営者がいました。彼らは、高いカリスマ性とリーダーシップ、並外れた才能、そして素晴らしい人格と人間性を持っている人ばかりでした。到底、凡人には真似することはできませんでしたが、経営者ならば一度は目指したと思います。



ところが21世紀になり、世界を見渡すとGoogleのラリー・ペイジ、Appleのスティーブ・ジョブズ、METAのマーク・ザッカーバーグ、Amazonのジェフ・ベゾス、Microsoftのビル・ゲイツ、テスラのイーロン・マスクなどが最前線に登場します。日本では、孫正義、堀江貴文、柳井正、前澤友作などです。



高度成長期を生きた人たちにとって、彼らの登場は一時的なものでいずれはいなくなるだろうと思われていました。ところがいつの間にか、彼らが経営のメインストリームを堂々と歩くようになったのです。



妹尾輝男さんの著書「世界は悪ガキを求めている-新時代を勝ち抜く人の思考/行動/キャリア」によれば…、

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彼らは自分が好きなことを好き勝手に追求し、そのために時として周囲の迷惑をも顧みず、場合によってはルールをねじ曲げてでも自分の夢の実現に邁進する。そんなイメージがあった。服装や髪型には無頓着で、周りから変わり者と思われてもまったく意に介さない。いわば「悪ガキ」と言えるようなキャラだ。従来のメインストリームからすれば、彼らの成功はかなり目障りだったに違いない。

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と記しています。



そして、グローバル企業の役員に共通している特徴として、「変化の兆し」をいち早く感じ取る先見性が突出していることと言っています。その理由は、彼らは変化し続けるのが当然だと考えているので、その片鱗をキャッチすることや先手をとって行動すること、 ここがもっとも重要だという認識があります。したがって、「協調性」「紳士的な物腰」「人格」などはどうしても重要度は低くなってしまうのです。企業は変化対応業だという位置づけです。



さらに彼らの9つの特徴として・・・

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1.安定を望まず、変化を選ぶ

2.慎重にならず、スピードに乗る

3.安全を追わず、リスクをとる

4.大人にならず、情熱に生きる

5.人に任せず、自分でつかみ取る

6.権威におもねらず、フラットに生きる

7.閉じこもらず、世界を見据える

8.流されず、哲学を持つ

9.憎まれず、かわいげを持つ

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激変の時代は通常のリーダーでは対応できません。

ある意味「狂気」や「偏執的」でなければ、危機を救えません。つまり、理想の経営者像も180度変わったということです。それに伴い、経営のルールも変わりました。




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