3年後に残る会社・消える会社|すべてはAI導入で決まる
- 社長の大学★長谷川博之

- 9月12日
- 読了時間: 4分

『またAIの話か…』そう思う経営者の方も多いでしょう。
でも、私が数多くの中小企業を回って感じるのは ──2025年は、AIが単なる話題から“経営の生存戦略”に変わる 分水嶺になるということです。
もう“アプリ制作”や“ホームページ改善”のレベルではありません。 見積もり作成、顧客対応、在庫管理、人事管理、戦略立案に至るまで ──AIは、経営のあらゆる領域で武器になり始めています。
例えば、図面から自動見積もりを行うプラポート社。 従来3日かかっていた見積もり業務を、なんと 1時間 に短縮しました。 長年の課題だった“属人化”まで解決。
これは単なる効率化ではなく、ビジネスモデルそのものの変革なんです。
実際、経済産業省は中小企業のAI導入によって、 2025年までに 11兆円の経済効果 が生まれると予測。 つまり、早く導入した企業ほど、競合を圧倒できる時代がすでに来ているんです。
特に衝撃的なのが、三重県の『ゑびや大食堂』の事例です。
AIによる来客予測システムを導入した結果 ──わずか6年で売上 4.8倍、利益率 10倍。
その背景には、 食材ロス 70%削減、料理提供時間 45分 → 10分 に短縮、 さらに有給取得率 80%達成 という“働き方改革”までもが実現されています。
AIはもはや、コスト削減ツールではなく ──従業員の幸福度と企業成長を同時に実現する武器なんです。
製造業では、みつわポンプ製作所がAI予知保全を導入。 その結果、故障予兆検知精度90%を達成。
ある餃子工場では、
検品作業が 数分 → 1秒 に短縮し、効率は 2倍。
小売業では、大手コンビニが導入したAI需要予測で、 発注業務の生産性は 30〜40%向上、欠品率は 27%削減。
医療・介護分野ではAIによる転倒検知が事故を未然に防ぎ、
教育では生徒一人ひとりに最適化された学習プログラムで成果が出始めています。
どの業界でも、確実に“数字で成果”が証明されているんです。
しかし、多くの中小企業の経営者がまだこう考えています。
『AIは高い』『うちには関係ない』
──これは大きな誤解です。
実際には、Microsoft 365 Copilotは 月3,750円 から。 ChatGPT Teamは 月3,000円程度。
初期投資 100万円以下 でも十分な成果を出せる企業が増えており、 2〜3年で投資回収、平均ROIは3.5倍。 95%の企業が満足という調査結果まで出ています。
さらに、政府の支援制度も強力です。
IT導入補助金:最大 450万円
ものづくり補助金:最大 8,000万円
実際、導入企業の 87%が業務拡張効果、 86%が利益率改善 を報告。
しかもAIは、中小企業にこそチャンスを与えています。
なぜなら、AIは規模の経済を相殺し、大企業と中小企業の競争をフラットにするからです。
残念ながら、日本の中小企業のAI導入率は 5.6%。中国は 85%、アメリカは 72%。
大幅に遅れている現状です。
でも逆に言えば、今こそ先行者利益を取れる最後のチャンスなんです。
2028年までに、日常業務の 15%がAIによって自律的に行われると予測されています。 つまり、今決断できるかどうかが、生き残りの分かれ道なんです。
さらに未来を変えるのが、エージェント型AI。 24時間365日稼働し、深夜や休日でも問い合わせに即対応。
定型的な事務処理、在庫管理、人事、顧客フォローアップまで自動化可能です。
これは単なる人件費削減ではなく ──従業員を創造的で付加価値の高い仕事に集中させる戦略的配置転換。
中小企業の“働き方そのもの”を変えてしまう力を持っています。 2025年は、AIが“選択肢”ではなく“必須条件”になる年です。
競合が動き出す前に、あなたはどう動きますか?
AIは未来の話ではなく、“今の経営の武器”です。 導入を先延ばしにした瞬間、勝負は決まります。
ぜひ、今日から一歩を踏み出してください。
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