インプットとアウトプットの効果的な比率とは?

ここ数年、「インプット」「アウトプット」という言葉を頻繁に聞くようになりました。

人間は外部から情報をインプットして、言葉や文字でアウトプットします。

そこで今日は、インプットとアウトプットについてわかりやすく解説します。



ビジネスの現場では、知識や経験を自分自身に吸収することを「インプット」と言います。また、インプットしたものを仕事に活かすことを「アウトプット」と言います。

つまり、私たちが生まれながらに無意識のうちに行っているのが、インプットとアウトプットです。

インプットとアウトプットを行わない人はいません。

それくらい当たり前のことなのです。



アメリカ国立訓練研究所によれば、学習方法と平均学習定着率の関係は

「ラーニングピラミッド」という図で表すことができます。

学校の授業や会社の研修など、学習方法は様々です。

ラーニングピラミッドでは、7つの学習方法とその学習定着率が明記されています。



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●授業や講義を聞いて学ぶ…………………5%

●教科書や書籍を読んで学ぶ………………10%

●ビデオや写真を見て学ぶ…………………20%

●実験などの実演を見て学ぶ………………30%

●与えられた課題をグループで議論する…50%

●問題集などを解いて練習する……………75%

●覚えたことを他の人に教える……………90%

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このように、学習定着率が高いのは、「問題集などを解いて練習する」

「覚えたことを他人に教える」、いわゆアクティブ・ラーニング(能動的学習)という

アウトプット型の学びです。

記憶力はインプットとアウトプットを循環さえることによって強化されます。

ですから、アウトプットをせずにインプットばかりをしていたら、記憶として定着しません。

ただし、学校の授業やビジネスセミナーなどでは、インプット型が多いのが現実です。



コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験によれば、

最も学習定着率に効果のあるインプットとアウトプットの比率は

「インプット3割対アウトプット7割」ということです。



たとえば、マーケティングの書籍を30分読んだら、70分は読んだ内容をまとめます。

学校の勉強であれば、教科書を30分読んだら70分は問題集を解いたり、

ノートにまとめます。

まとめる方法は、ノートに書くのがベストです。

つまり、実際に手を動かすことです。



記憶力を強化するには、声に出して話すことよりも、書くことの方が脳に複雑な作業を

要求します。

そもそも手を動かさなければ書くことはできません。

ですから、話すことよりも圧倒的に脳を活性化させますので、

記憶に残りやすくなるのです。



精神科医の樺沢紫苑(かばさわ・しおん)さんは、インプットとアウトプットを

生き方にたとえています。

インプット型人生は、人の言われた通りにやります。

一方、アウトプット型人生は、自分で考えて、自ら行動します。

まさに、生き方です。



今での日本は、インプット型人生の方が上手くいっていました。

あらかじめ人生のレールがあり、親の言う通り、学校の先生が教える通りに勉強し、

社会に出てからは上司の言われたとおりに仕事をする生き方です。

教科書を丸暗記すれば、優等生になれました。



ところが、これからは180度違う人生をおくることを余儀なくされます。

それが、アウトプット型人生です。

自分で世の中を観察して、自分で分析して、自分で戦略を考えて、

自分で行動することが重要です。


また、アウトプットはSNSを使えば無料で発信することもできます。

簡単にアウトプットできるツールは揃っています。

また、簡単にインプットできるツールも揃っています。

すべては、あなた次第です。