AI時代にコンサルタントは必要なのか?
- 社長の大学★長谷川博之
- 2024年12月4日
- 読了時間: 4分

今、弊社は大きな岐路に立っています。
23年前、私が営業コンサルティング事業をはじめたとき、誰が今日のような劇的な変化を予想できたでしょうか?当時、私たちの目標は単純でした。より多くの、より質の高いコンサルティングを提供することでした。
しかし、2024年の今、私たちの使命は劇的に変化しています。
その最たるものは、人間が行うコンサルティングを減らす方法を模索しています。そこで今日は、人間の介入を減らしながらも、より高い成果を出す戦略についてわかりやすく解説します。
あなたは不安を感じていませんか?
「AIに仕事を奪われるのではないか」「人間の価値がなくなるのではないか」と。
しかし、その不安を手放してください。なぜなら、これは脅威ではなく、むしろ地方の中小企業にとって、かつてない大きなチャンスです。
私たちが長年の経験から学んだことは、営業コンサルティングの前に「営業ティーチング」が必要だということです。そして今、AIの力を借りることで、このプロセスを驚くほど効率化できるようになりました。
また、ここ数年でオンライン講座をはじめとした、独学の教材が当たり前になりました。
たとえば、「udemy」などオンライン講座のプラットフォームが多数登場したことにより、学びが手軽になりました。そして、オンラインセミナーやオンライン講演も当たり前の世の中になりました。
さらに、生成AIが普及してきたので、いかにしてAIに営業ティーチングを任せられるかということが大きな課題です。弊社では、営業コンサルティングの補足として営業ティーチングの動画を100本以上提供しています。
また、ChatGPTの「GPTs」とGoogleのnotebookLM」を使い、これも営業コンサルティングの補足として、営業マンの困りごとや課題に対するChatBotができるようにしています。いずれも、弊社の法人営業マニュアル2種類を学習させた生成AIです。
このように、いかにしてティーチングやコンサルティングに人手を使わずに自動化できるかに取り組んでいます。弊社の考えは、クライアントがしっかりと成果を出してくれればいいのです。そこが目的ですから。
そこで重要になるのが、私たち人間の役割です。
弊社では、ティーチングやコンサルティングの比重を減らす一方で、ロープレと同行営業を増やしています。ロープレに関しては、生成AIを相手にしてもできますが、口頭だけのやり取りになります。実際の商談は視覚情報が加わりますから、やはり生成AIが相手では限界があります。私たちコンサルタントが相手をして、しっかりとフィードバックを行うことが重要です。
そのほか、営業ロジックの理解は実際の商談で実践されなければ意味がありません。
ですから、商談に同行して商談現場を確認して、フィードバックする必要があります。
ロープレとはまったく違う展開になることの方が多いので、同行営業は大きな意味を持ちますしかし、ほとんどの上司は同行営業などしません。
つまり、現場のことを知らずに部下にアドバイスをしているのです。
多くの営業リーダーやマネージャーがプレイングマネージャーなので、上司も自分の営業目標で手一杯なのです。
そこで、私たちコンサルタントの登場です。
しっかりと同行営業を行ってフィードバックをします。また、私たちがリードして商談を進めることも可能です。実は、これが一番勉強になります。やはり、手本や見本を体験することに勝る勉強はないのです。まずは、マネから入ればいいのです。
しかし、社内には部下を教育できるマネージャーがいない、というケースが非常に多くあります。つまり、手本や見本となる上司がいないのです。これでは、部下は育ちません。そこを私たちがサポートします。こうなると、トレーナーに近い存在です。
人類史上最大の発明であろうAIというツールを手に入れた私たちは、AIを使うことによって効率化はもちろんが、仕事の質も高められます。人間が関わる部分は、体力や労力を使い汗をかく仕事、感情や感性が重視される仕事ということです。
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