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あの自動車、人間が運転しているよ!?

ここ数年、テクノロジーの進化はすさまじいものがあります。 たとえば、「AI」「5G」「VR」「自動運転」「無人店舗」など、これらは氷山の一角です。

ですが私たちは、どこかに「自動運転が本格的に実用化されるのはまだまだ先の話…」「無人店舗になったら、万引きが増える可能性があるので実用化は無理だろう…」などと、変化を拒んだり、自分が持っている知識の範囲内で判断してしまいがちです。 そこで今日は、テクノロジーが普及する時の状況をわかりやすく解説します。

40歳以上の人であれば、過去に幾度となく旧テクノロジーが最新のテクノロジーによって、取って代わられたことを体験しているはずです。 たとえば、パソコンです。 パソコンがこれだけ普及した一番の要因は、「Windows95」です。 わずか数年で、多くの企業にパソコンが次々に導入されました。 iPhoneの登場に衝撃的でした。 それまで、携帯電話が一般的で数々の機能を追加してマイナーチェンジを繰り返していましたが、

iPhoneの登場によりスマホ市場が形成されて、わずか数年でスマホ一色になりました。 もう、携帯電話を見ることもなくなりました。

このように、最新のテクノロジーが普及する時間は、昔に比べれば格段に早くなっています。 冒頭紹介した「AI」「5G」「VR」「自動運転」「無人店舗」などはあっという間に普及すると思われます。


京都大学大学院総合生存学館特任准教授の山本康正さんの著書「シリコンバレーのVC=ベンチャーキャピタリストは何を見ているのか」に興味深い事例が掲載されています。

それは、1900年のニューヨークの街と、1913年のニューヨークの街です。 その光景はまったく変わっており、衝撃的だと書いてあります。

1900年は、人々はみんな馬車に乗っています。 移動手段といえば、馬車が主流でしたから当たり前の後継です。 ところが、わずか13年後、街から馬車が消えました。 その代わりに、人々はみんな自動車に乗っていたのです。 きっと現在に置き換えると、わずか3~4年に該当するのではないかと予想できます。

馬車を製造していた人たちは、わずか13年で馬車が街から消えるなんて予想できなかったでしょう。 もちろん、ニューヨークの人々も予想していなかったはずです。

なぜ人々は、馬車から自動車に乗り換えたのでしょうか?  人々は馬車に乗ることが目的ではなく、より早く、より快適に移動できることが目的だったからです。 ですから、そのニーズを満たしてくれる移動手段が登場すれば、それに乗り換えるのが当然です。

そして、著書の山本さんはこう推測します。

自動車が登場したとき、きっと馬車を作る人たちは、こう言っていたはずだというのです。

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やっぱり馬が引っ張る乗り物こそが素晴らしい。

もっと早く走れる馬を用意すればいいだけのことだ。

歴史を経て、馬車はいい車輪を次々に開発してきた。

もっといい車輪を作ればいいのだ。

馬車の躍動感こそがたまらない。

車なんてありえない…。

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この記事のタイトル「あの自動車、人間が運転しているよ!?」が、現実になる日は目前です。 多くのセンサーやセーフティ機能を搭載した自動運転車の方が人間が運転するよりも安全だという時代です。 同様に、リアル店舗から人間が消え可能性も大です。 決済と万引き防止を徹底すれば、容易に実現します。 現にアメリカでは無人店舗の「AmazonGo」が何店舗もあります。 テクノロジーが私たちの生活を大きく変えることだけは確かです。 ですから、経営者ならばテクノロジーの変化には要注意です。


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