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営業必見!9割が誤解するヒアリング|成約率を2倍にした“聞き方改革”を徹底解説

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「商談が噛み合わない…」「提案が最後にズレる…」 ──営業現場でよくあるこの悩み。 あなたも経験ありませんか?



多くの営業パーソンはその原因を 「資料の質が悪かったのか?」「価格設定に問題があったのか?」と考えます。 でも、実は違うんです。



本当の原因の8割は──“ヒアリングの解像度不足”。



画素が粗いカメラで、どんな高級レンズをつけても映像がぼやけるのと同じ。 顧客の思考を低解像度でしか捉えられていなければ、 どんなに丁寧な提案でもピンボケになるんです。



今日は、「顧客ニーズの解像度を高める方法」。 これをテーマに、成約率を劇的に上げるヒアリングの深掘り技術とマインドセットを 徹底解説します。



データから現実を見てみましょう。

2025年現在、BtoBのバイヤーの 75%は 「営業担当を介さない購買体験を望む」と答えています。


でも、驚くべきことに

──営業を介さずに決めた購入の 1.8倍が   “後悔”に終わっている んです。



さらに、バイヤーの 56%は「ベンダーは自社の課題を理解していない」 と感じています。そして実際に、買い手の 57〜70%は営業と接触する前に、 すでに検討をほぼ終えている というデータまで出ています。



つまり、顧客理解が浅いと「話す前から負けている」。 これが現代の営業の現実なんです。



顧客と営業の間には、4つの段階があります。



1.顧客が課題を正確に認識する 2.顧客がその課題を正確に言語化する 3.営業がそれを正確に受信する 4.営業が再言語化して確認する


このすべてがピタッと噛み合う確率は──なんと 10%未満。

ズレが起きれば、見積もり再作成・値引き・納期遅延…結果、 コスト15%増・時間3週間ロス という事態を招きます。



最大の落とし穴は、“結論確認型の質問”。 営業「御社の課題はコスト削減ですね?」 顧客「まあ、そうですね」

──この「はい」。実は全然「はい」じゃない。


「どのコスト?」「なぜ今?」「誰が困ってる?」 ──背景がすべて抜け落ちているんです。



高解像度で顧客を理解するために、見るべきはこの3つ。

1.理由 2.優先順位 3.感情のニュアンス

数字だけじゃ絶対に見えない「切迫感」や「温度感」。 これを捉えるのが、トップセールスの技術です。


では、どうやって解像度を上げるのか? 私が現場で推奨しているのが、この 5ステップスキームです。


STEP 1|仮説立案

商談前に業界動向・財務指標・競合情報を調べ、最低7つの課題仮説を ホワイトボードに書き出す。


STEP 2|二択+背景の確認

「人員最適化」と「総コスト最適化」、どちらが近いですか? と二択を提示。 そして「そう考える背景は?」と聞いて、顧客が使う動詞や形容詞から感情を拾う。


STEP 3|本質的ニーズの抽出

「なぜそれが問題か?」を掘り下げる。 顧客自身が自問自答し、課題を再定義するプロセスを一緒に作る。


STEP 4|優先度&KPIロック

「全部で100点だとしたら、それぞれ何点ですか?」と数値化。 さらに「6か月後に未達だったら?」と聞き、リスクを明確化。


STEP 5|共創サマリー+再投影

ヒアリング終了3分以内に、顧客の言葉を引用して要約。 翌日には議事録を送り再確認する。



この5ステップを導入した企業では、確実に成果が出ています。



製造業A社:3か月でリピート率が17%→45%、平均単価が 32%アップ

SaaSベンチャーB社:見積修正回数が50%削減、クロージング速度が1.4倍



「ヒアリングを深掘りする」。 たったこれだけで、成約率は確実に変わるんです。



最後にもう一度、強調させてください。

営業の失注の8割は、提案や価格ではなく「ヒアリング不足」が原因です。

商談前の仮説準備、理由と優先順位と感情の把握、そして共創サマリー。 これを徹底するだけで、営業の解像度は劇的に上がります。



次の商談から、今日の5ステップをぜひ実践してみてください。 あなたの提案は、必ず“ピントが合う”ようになります。



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