マツモトキヨシの販売促進が凄い


世の中には、正攻法の経営者とギミックを使う経営者がいます。

ギミックとは、ちょっとした仕掛けの意味で、

商品やサービスの宣伝や販売促進などで利用される

興味を引かせるための仕掛けのことを言います。

そこで今日は、販売促進に於けるギミックについてわかりやすく解説します。



先日、ドラッグストアの「マツモトキヨシ」について調べました。

特に目的があったわけではないのですが、

マツモトキヨシは通常では考えつかないような販売促進を

実施していたことを思い出したからです。



マツモトキヨシの歴史を紐解くと、

創業は1932年、千葉県松戸市小金に「松本薬舗」を開業しました。


1954年に有限会社マツモトキヨシ薬店設立、

1975年には株式会社マツモトキヨシに改組しました。

当時の店舗数72店舗です。


1976年にスーパーマーケット事業に進出、

1978年にコンビニエンスストア事業に進出しました。

1981年には100店舗を達成しています。


さらに、1984年に生命保険と損害保険の代理業を営む

株式会社マツモトキヨシ保険サービスを設立、

1985年に医薬品の配置販売を目的とするマツモトキヨシ薬品株式会社設立、

1988年にホームセンター事業に進出しています。


その後、1995年には売上高業界第1位となりました。

そして、2020年6月に和歌山県に1号店を開店して、

全都道府県への出店を達成しました。



このように輝かしい歴史があるマツモトキヨシですが、

かつての販売促進は「本当に?」と思うような驚くギミックを多用しています。



開店間もない頃、在庫が持てないため、

ガラガラに見える陳列ケースに空箱を並べ、品揃え豊富に見せる工夫をしました。

この空箱陳列は、今ではドラッグストアの常識になっています。



ほかにも繁盛店にするためにはどうすればよいか考え、店頭で猿を飼い始めました。

動物園でしか見られない猿が、近所の薬局で見られると話題になり、

遠くからも子どもたちが来店しました。

そして、子どもにせがまれてその親が来店することにより

抜群の集客効果を発揮したということです。



開業当時「松本薬舗」という屋号を19年間名乗っていましたが、

店名を変えることにしました。

その名も「マツモトキヨシ」です。



店名を変えた理由は、店の名前を社長の名前にしてしまえば、

どちらの名前も覚えてもらえるからです。

また、カタカナにした理由は、子どもでも読めてわかりやすいからです。

これが1951年の出来事です。



また、社長の松本清さんは松戸市長を務めた人ですが、

選挙を睨んで店名を自分の名前にしたという説もあります…。

本当のところはわかりませんが、

店名をマツモトキヨシに変えたことで、知名度は飛躍的に高くなったことだけは確かです。



さらに、おもしろい話があります。

第1号店は千葉県の柏店で、2号店は小金店です。

JR常磐線の北小金駅前に現在もあります。

当時は「松本薬舗」という屋号で営業しており、

第1号店である柏店の後、「22号店」として改装されました。



「2」ではなく「22」なのは、多くの店があるように見せかけ、

繁盛店に思わせるためです。

ですから、1号店は「21号店」です。

現在は柏店がなくなったので、この小金店が現存する最古の店舗です。



このように、マツモトキヨシの販売促進はユニークそのものです。

まさに、ギミックです。

最近、このようなクスっと笑いが出そうなアイデアを使う企業は少なくなってきました。

ですが、このようなアイデアは時代を超えて人を惹きつけるパワーがあります。




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