新たな評価基準に加わった「人間力」とは?

最終更新: 2月27日

よく「人間力」という言葉を耳にしますが、わかっているようでよくわからない言葉です。調べてみると「自立した一人の人間として、力強く生きていくための総合的な力」とあります。 まだまだ抽象的です。

そこで今日は、人間力についてわかりやすく解説します。

2003年。内閣府に「人間力戦略研究会」が置かれ、「人間力戦略研究会報告書」が発表されました。 これによるとに人間力とは…

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①知的能力的要素

…基礎学力、専門的な知識・ノウハウを持ち、自らそれを継続的に高めていく力。

②社会・対人関係力的要素

…コミュニケーションスキル、リーダーシップ、公共心、規範意識や他者を尊重し  切磋琢磨しながらお互いを高め合う力。

③自己制御的要素

…意欲、忍耐力や自分らしい生き方や成功を追求する力。

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随分とわかりやすくなりました。

実はトヨタが4月より、定期的に一律で昇給する賃金制度を改めて、個人評価によって昇給するか否かを決める新制度に移行します。 それに先立ち、2020年から評価基準に加えられたのが「人間力」です。 豊田章男社長は、無駄を徹底的に排除するような「トヨタならではの競争力」と「相手を巻き込む力であり、人間の感性や魅力」である「人間力」が会社の変革に欠かせないと強調したそうです。 つまり、「周囲へ好影響を与え、頼られ・信頼される力」が、人間力というわけです。

具体的な評価内容は…

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●自分以外のだれかのために頑張る

●自分はできていないと理解し、学ぼう、

成長しようと努力し続ける

●相手を思いやり、当たり前のことを当たり前にできる

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というものです。



社員は各項目が実践できているかどうかを上長から評価され、最終的に4段階(◎、○、△、×)のいずれかに判定されます。

これに加えて、評価基準には業務遂行力や企画立案力などに基づいて判定される「実行力」もあります。

この実行力と人間力を総合的に勘案して、最終的な評価(A~D)を決めます。 人間力と実行力の判定は直属の基幹職(課長級)が行い、社員を最終的にA~Dに割り振る「考課」の作業は幹部職(次長級以上)が行うことになっています。

(以上、東洋経済より抜粋)

もっと深く人間力を考えると、「相手から感謝されたい」「相手から信頼されたい」というのは、人のためではなく自分のためです。 また、「コミュニケーションスキルの習得」や「対人関係を良好にするノウハウの習得」も自分のためです。 また、相手のためと言いながら、結局は自分のためにというのは山のようにあります。

人間力とは相手から、「この人は尊敬できる」「この人と一緒に働きたい」「この人のようになりたい」と思われるようになることです。 ですから、自分のことしか考えてういない人は該当しません。

「似非(えせ) 人間力」「人間力もどき」も見受けられます。 本物の人間力を磨きたいものです。 企業に於ける人材育成はまたひとつレベルが上がったといっても過言ではありません。

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