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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

目立っている企業は業績がいい?


SNSが普及してからというもの、派手で目立つ人や企業が益々注目されるようになった。

それ以前も注目されたのだが、SNSでそれが加速されているような気がするのは私だけではないはずだ。SNSは画像(動画)+テキストで訴求できるので、目立つことは容易だ。とにかくわかりやすいのだ。そこで今日は、派手で目立つ企業の業績はいいのだろうか?をわかりやすく解説する。



SNS映えしたり、メディア映えする企業や起業家は、派手であることはもちろん、アクティブかつポジティブな発信で多くのフォロワーを獲得して、なにかと注目される。一見すると、楽勝でビジネスを楽しんでいるかのような錯覚をしてしまう人も多いだろう。



しかし、実情は苦労している企業も少ないない。

そのくらいのことはわかっていながらも、SNSの投稿に騙されることも多々ある。むろん相手は騙しているつもりはないだろうが…。勝手に騙されているあなたが悪いというわけだ。



人間は騙されやすい動物だ。

派手であったり、目立っていると、中身も伴っているように見えてしまう。これは見る側の主観であり、実際は中身と見た目はなんら関係はない。そして、ほとんどの人が騙されてしまう。事件が起こり、犯人を知っている人にインタビューをすると、「あの人が…」「まさか…」というよなケースなどもこの現象に似ているといえる。



かれこれ15年程前のことになるが、ECサイトを運営していたある中小企業が、有望な仕入先を見つけた。弊社は、この仕入先の商品をテストしてほしという依頼をいただいた。評判通り、品質は素晴らしいものだった。価格だけのことはある。



また、この仕入先の経営者は、決して値引きなどせずにあくまでも自社主導で商談を進めていく。だから、気に入らないことがあると「別に取引はしなくてもいい」というような態度を取るのだ。高飛車な態度だったが、これがブランド化を加速させた。まさに、派手で目立つ企業だったし、経営者自身もそうだった。



ところが、取引を開始する際、いくばくかの契約金を要求されたという。

この中小企業はすっかりこの経営者を信じていたので、契約金を支払ったという。しかし、この仕入先は倒産してしまった…。契約した時は気づかなかったが、倒産してみれば、そういうことだったのかとすぐに気づいたという。騙されるときはそんな感じだろう。



いずれにせよ、見た目と中身のギャップはプラスに働くこともあるし、マイナスに働くこともあるのだ。「見た目が良くて中身が悪い」「見た目が悪くて中身が良い」のどちらがいいのか判断つきかねるが、メラビアンの法則通り、人の印象は見た目が大きな影響を与えることだけは確かだ。これだけはどうしようもない。



動物も人間も、第一印象を視覚情報で判断している限り、これをすぐに覆すことはできないだろう。そう考えると、見た目と中身が一致する人がいいということになるが、見た目と中身が一致する人がどれだけいるのかと言えば、恐らく稀だろう。



会社ではとても優しいが、家に帰ればDV(ドメスティック・バイオレンス)だというケースも多いらしい。はたまた、会社でテキパキと仕事をするが、家に帰ると何もせずにダラダラしているとか…。これらは、見た目と中身の違いではないが、オフィシャルな印象とプライベートな印象の違いだろう。ある意味、人間は統一イメージを保てない、といっても間違いではない。



「本音と建前」「裏表が激しい」などの言葉がそれを物語っている。

ではどうしたらいいのか。誰しもが見た目と中身が違うということを認識しておくことだ。

営業ではよくある。不機嫌な対応をしている見込客なので、失注間違いなしと思っていたが、予想に反して契約に至ったなんてことは日常茶飯事だ。




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