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AIと比べてみた!人間の言葉の力


最近「ChatGPT」をはじめとしたAIの話題が何かと多い。 しかし、AIの存在が顕著になればなるほど、人間の存在感が増していることも事実。そこで今日は、AIと比べてみた、人間の言葉の力についてわかりやすく解説する。

昔から「名言」や「格言」と呼ばれるものがある。 ネットを検索すれば、名言や格言のデータベースもある。そのほとんどが、歴史に名を残した著名人の言葉だ。なかには「作者不明」なんてのもあるが、読んでみるとその内容に納得することが多い。このようなデータベースがあるということは、需要があるということで人の役に立っていることは確かだ。



その理由は、人は悩んだ時、元気のない時、他人にわかって欲しい時、励ましてほしい時がある。このような精神状態になるとどうしても精神のバランスを崩してしまう。誰かに相談できればいいが、そうでない時もある。そんな時、的確な名言や格言を知っていれば、精神のバランスを保つことができる。



私は15年程前から、気に入った名言や格言をパソコンのメモ帳に保存している。

また、毎日SNSにその日の気分で選んだ名言や格言を投稿している。おもしろいことに、名言や格言によって「いいね」の数か随分と違う。数多くの人にピンとくる言葉もあるし、そうでない言葉もあるということだ。私の個人的な投稿だが、これを読んで励まされた人、勇気づけられた人もいるのだろう。



名言や格言は、言葉で落ち込んだ気分を奮い立たせ、疲れた心を癒してくれる。

また、目から鱗、今までの価値観が180度変わったなんてこともある。私の経験では、名言や格言を見たり読んたりしてネガティブな気分なることはまずない。気分は必ずポジティブになる。冷静に考えてみると、これだけでもすごい効果なのだ。



会社に行けば、上司から心許ない言葉を浴びせられ落ち込むことがある。

言っている本人はそんなつもりはなくても、言われた方はそうではない。これも言葉の効用であるのだが、お互いが幸せになる使い方ではない。所詮、言葉は理屈だと言えばそれまでだが、その理屈で気分や感情が変わるということは、言葉と感情は密接に繋がっているということだ。



たとえば、「悲しい」と口に出せば、「涙」を思い出したり、大事な人の死を思い出すかもしれない。間違っても結婚式の光景は思い出さないだろう。言葉と感情は一体となっていることだけは確かだ。



さて、名言や格言のように、人を励ますことはAIには可能なのだろうか?

「ChatGPT」は悩み事の相談に乗ってくれる。しかし、それは悩み事を解決するための考え方や方法を教えるだけであって、気分を変えるものではない。「励まされた」「癒やされた」「勇気づけられた」「やる気になった」というのとはほど遠い。



AIのできないことをわかりやすい例で言えば、あなたの顔色や表情を見て、的確な声をかけることはAIにはできない。また、複数人を集めてペップトークを伝えて士気を高めたりすることもできない。AIは相手の感情を読み取るにしても、言葉からしか読みとることができないのだ。



人間はここに活路を見出せるが、この部分はなんとなく勘で対処してきた分野であり、スキルとして確立されていない。だから、言葉以外のコミュニケーションを重視する人、意識的にそういうことを学んだ人、持って生まれた能力に依存されてきた。また、このようなスキルを持っている人でも、他人にスキルを教えることができないという現象が起こるのは必至だ。



このように、私たちはAIにできない能力を持っているにもかかわらず、それを意識的に使ってはいなかったということだ。これからそういう分野が一気に花開く可能性は高い。



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