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ありがとう1万回で人生が変わる話、正直バカにしてました


先週、ある経営者クライアントとの雑談で 「ありがとうを1万回言うと人生変わるって本当ですか?」と聞かれたんです。



ぶっちゃけ、内心「またスピリチュアルか…」と思いました。

25年間、9,000回以上の営業コンサルをやってきて、数字とデータで結果を出すことにこだわってきた私からすると、「感謝で人生が変わる」なんて、まるで占い師のセールストークにしか聞こえなかったんですよね。



でも、その場で適当に流すのも失礼だと思って、ちゃんと調べてみたんです。

そしたら、マジで考えが変わりました。



「ありがとう教祖」の衝撃的な最期

この「ありがとう〇万回」の元祖って、小林正観さんという思想家なんです。 200冊以上の本を出して、講演会も大人気だった人。


彼の理論はこうでした。

「年齢×1万回のありがとうを唱えれば、願望が現実になる」

ただし、条件がめちゃくちゃ厳しい。心の中で愚痴を言っただけでカウントはゼロにリセット。1日1万回唱えるには、起きてる時間ほぼ全部使わないと無理な計算になります。

正直、これ聞いた時「修行僧かよ」と思いました。

でも、私が本当に衝撃を受けたのは別のことで。

小林正観さん自身が、腎不全で亡くなってるんですよ。

「感謝で病気が治る」と説いていた人が、病気で亡くなった。 この事実、どう受け止めればいいと思います?


私は最初「やっぱりインチキじゃん」と思いました。 でも、よく考えると、それって浅い見方だったんです。



2024年のメタ分析が突きつけた「不都合な真実」

調べていくうちに、面白いデータを見つけました。

2024年に発表された世界28カ国、24,804人を対象にした超大規模なメタ分析。 これ、感謝の効果を科学的に検証した研究では世界最大級なんです。

結果は「感謝を継続的に実践する人は、統計的に有意に幸福度が上がる」というもの。

効果量はd=0.19。


「え、たったそれだけ?」って思いますよね。私も最初そう思いました。

でも、ここがポイントで。


心理学の世界では、d=0.2でも「小さいけど意味のある効果」とされてるんです。 しかも、これって「ありがとうって言うだけ」で得られる効果ですよ?

コストゼロ、副作用ゼロ。

投資対効果で考えたら、めちゃくちゃ優秀じゃないですか?



私が気づいた「本当の仕組み」

ここからは私の仮説なんですが、聞いてください。

「ありがとう1万回」の効果って、感謝そのものじゃないと思うんです。

何が起きてるかというと、脳の「注目フィルター」が切り替わってる。

人間の脳って、意識を向けたものを優先的に認識するようにできてるんですよね。 例えば、車を買おうと思った途端、街中で同じ車種ばかり目につくようになる。 あれと同じ原理です。


「ありがとう」を探し続けると、脳が自動的に「感謝できること」を 見つけ出すモードに入る。

すると、今まで見えてなかった小さなチャンスとか、人の好意とか、 そういうものが急に視界に入ってくるようになるんです。


これ、まるでカーナビの目的地を「不満」から「感謝」に変更するようなものだと思ってます。同じ道を走ってても、たどり着く場所が全然違ってくる。



実際にやってみた結果

私、1週間だけ試してみたんですよ。

1日1万回は無理なので、朝起きた時と寝る前に100回ずつ。それだけ。

3日目くらいから、なんか変な感覚が出てきました。


普段イラッとする電車の遅延とか、クライアントからの無茶振りとか、 そういう時に「まあ、ありがたいこともあるしな」って 一瞬だけ思えるようになったんです。


劇的な変化じゃないですよ。 でも、その「一瞬」があるかないかで、その後の対応が全然違ってくる。

特に営業の現場では、この差がデカい。


イラッとした状態で電話すると、声のトーンが変わって成約率が落ちるんですよね。 これ、データでも出てます。



小林正観さんが本当に伝えたかったこと

話を戻すと、小林正観さんが病気で亡くなったことと、 感謝の効果は矛盾しないと今は思ってます。


彼が言いたかったのは「感謝すれば病気が治る」じゃなくて、 「感謝することで、どんな状況でも幸せを感じられる自分になれる」 ってことだったんじゃないかと。


病気になっても、その中で感謝を見つけられる人と、健康なのに不満ばかりの人。

どっちが「成功した人生」なのか。

答えは人それぞれだと思いますが、私はクライアントにこう伝えるようにしてます。



「ありがとう1万回で変わるのは、世界じゃない。  世界の見え方が変わるんです」



営業コンサルとしての結論

一般的には「感謝なんてビジネスに関係ない」と言われてますが、私は違うと思ってます。

クライアントとの信頼関係、チームの雰囲気、自分自身のメンタル。

これらを動かすのに、「ありがとう」ほどコスパのいいツールを私は知りません。

9,000回以上のコンサルで、売上100億円以上の貢献をしてきましたが、最終的に数字を動かすのは「人の心」なんですよね。

そして人の心を動かす最短距離が、たった5文字の「ありがとう」だったりする。

どうでもいい努力に見える「ありがとう1万回」が、どうでもよくない成果につながる。

この逆説、ちょっと面白くないですか?




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