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学習の定着率を高める最高の方法とは?

私たちは、学習をしたり、技術を習得したりする際、どのような方法で行ったら、より早く、より確実に成果を出せるのかを重視します。 特に、小学生・中学生・高校生の子どもがいる両親ならば、どこの塾に通ったら成績が良くなるのか気になるところです。



そこで今日は、学習の定着率を高める最高の方法をわかりやすく解説します。



記憶力が得意な人もいますし、論理的に考えるのが得意な人もいます。 記憶力がものをいうのは歴史や地理、論理的に考える代表的なものは数学です。 人それぞれの勉強方法がありますが、私の場合、とにかくノートに書きまくって憶えていました。

学習の定着率に関するモデルで「ラーニングピラミッド」と呼ばれるものがあります。 学習定着率とは、覚えたい知識をどれだけ効率よく頭の中にインプットできるかを具体的な数値で表したものです。

ラーニングピラミッドは、1960年代初頭にメイン州ベセルにある国立訓練研究所の本部があるキャンパスで開発されましたが、当初の内部研究は失われています。

ラーニングピラミッドは、生徒が能動的になればなるほど学習の定着化を図れるとされています。 裏を返せば、生徒が受動的になればなるほど定着化しないということです…。 つまり、生徒が能動的なるような指導方法を採用すれば、学習の定着率が上がるということです。

ラーニングピラミッドは、7つのレベルがあります。================================

●講義を受ける…5%

●資料や書籍を読む…10%

●視聴覚(ビデオや音声等による学習)…20%

●実演を見る…30%

●他者と議論する…50%

●実践による経験、練習…75%

●他者に学んだことを教える…90%

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ひとつずつ説明します。

講義とは、一般的には学校の授業やセミナーなどに出席している状態を指します。 一番、受動的な学習方法です。

資料や書籍を読む=代表的なのは読書ですが、企業内研修では会社から指定された書籍、社員が自分で選択した書籍を読むことが該当します。 これもごく一般的な学習方法です。

視聴覚(ビデオや音声等による学習)は、動画やテレビやラジオ番組などを視聴することを指します。

書籍と比較すると、動画・音声はより大きなインパクトを脳に与えるため、ラーニングピラミッド理論では、ある程度の知識の定着が期待できるとされています。

実演を見るとは、先生が行う実験を見たり、工場見学に行くなどです。 生徒の感覚に直接訴えかけられるので、講義や読書よりもインパクトが大きく記憶に残りやすいとされています。

他者と議論するは、グループ内で自由に意見を交換しあうディスカッションや、あらかじめ決められた順番・内容・役割に従って発言するディベートなどを指します。 見るだけ、聞くだけよりも能動的な段階として、知識の定着率が高いとされています。

実践による経験、練習は、実際に自分の手や体を動かして感覚をつかむことや、現場に出向いて自分で調査・研究を行うフィールドワークのことを指します。

また、OJTもこれに該当します。

他者に学んだことを教えるは、与えられた課題に対する結果を他者の前で発表することを指します。 新入社員、後輩、同僚に自分が所有する知識や経験を伝えることがこれに該当します。 これが、学習の定着率を高める最高の方法とされています。



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