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上場企業経営者から聞いた人材育成2つのポイント


先日、ある経営者団体で、株式会社ティアの冨安徳久(とみやす・のりひさ)社長の講演をお聞きする機会があった。株式会社ティアは愛知県に本社のある葬儀会社だ。上場もしている。そこで今日は、冨安社長の人材育成についてわかり易く解説する。



株式会社ティアは葬儀会社の革命児です。

生前見積りを導入したり、人材育成に力を入れるために専用施設を開設したりと、顧客視点のサービスが有名だ。



1997年に株式会社ティア設立、2004年に葬祭フランチャイズ事業開始、2006年に名古屋証券取引所セントレックス上場、2008年に名古屋証券取引所市場第2部へ上場市場を変更、2013年に東京証券取引所市場第2部上場、2014年に東京証券取引所・名古屋証券取引所市場第1部指定、2015年に年間売上高100億円達成、2019年に人財育成専用施設「ティア・ヒューマンリソース・センター」開設、2022年に東証スタンダード市場、名証プレミア市場に上場、という輝かしい社歴がある。



現在、全国に約160店舗を展開しており、近いうちに日本海側でははじめて富山県に出店する。

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■株式会社ティア https://www.tear.co.jp/

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なんといっても驚いたのは、冨安社長の容姿とエネルギー。

外見はとても若々しく、63歳には見えない。そしてパワフル!久しぶりに情熱的で、夢に一途な経営者にお会いした。



講演の中で、社員教育の話が印象的だった。

冨安社長曰く、これからは人材育成に力を入れない企業は生き残れないということ。ほとんどの経営者は、頭ではわかっていますが、本気で取り組んでいる人は少ない。



冨安式教育のポイントは2つある。



1つ目は、繰り返し繰り返し伝えること!

継続して伝えなければ身につかない。当たり前にことなのだが、これができている経営者、企業は大変少ない。だいたいが経営者の根負けだ。そして、「何回も言ったが言うことをきかない」と愚痴を言う。



2つ目は、なぜやらなければいけないのか、その理由を明確に伝えること。

そうでなければ、上司から一方的に強制されることになるから、部下は嫌々ながら行動することになる。嫌々ながら行動するから長続きしない。また、クオリティも高くはならない。



たとえば、「挨拶をしなさい」と、部下に指示した場合は、なぜ挨拶をしなければいけないか、その理由も伝えなくては腑に落ちない。逆に言えば、理由をしっかり伝えることにより納得して行動するということだ。



「挨拶をしなさい」とだけ言われても、反発心を持つだけだ。

しかし、挨拶をすることによって、「相手との良好なコミュニケーションが図れる」「あなたが笑顔で挨拶すれば、相手も気分が良くなり、笑顔で挨拶を返してくれる」などの理由がある。。そうすれば、良好な人間関係を築くことができる。つまり、挨拶をすれば相手の気分も良くなるし、あなたの気分も良くなるということだ。



もし、乱暴な挨拶をすれば、相手は気分を害す。

その結果、相手はあなたに挨拶をしてくれないかもしれない…。そうなると、あなたも気分を害すことになる。このように挨拶は相手あってのことなので、あなた自身のことだけでなく、相手のことでもある。なぜ挨拶をしなければいけないのかを明確に説明すれば、部下も納得して行動することができる。



「なぜ高校にいかなければいけないのか?」「なぜ大学にいかなければいけないのか?」「なぜ朝礼をしなければいけないのか?」「なぜ報連相をしなければいけないのか?」「なぜ第一印象は大事なのか?」「なぜ笑顔は大事なのか?」「会議の目的は何か?」「会社は何のためにあるのか?」など、普段当たり前のように行われていること、行動していることにも明確な理由はある。



上司はこの理由を部下に説明できなくてはいけない。




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